夏の風物詩「フジロック」にひとりで参戦! 野外フェスの楽しみ方を聞く

10万人近い来場者が訪れる「FUJI ROCK FESTIVAL」(2017年の様子)

夏の風物詩と言える日本最大級の野外ロックフェス「FUJI ROCK FESTIVAL(フジロック)」が今年も7月27日から3日間、新潟県の苗場スキー場で開かれます。今年は台風の接近が気になるところですが、今回初めて参加する人や「フジロックに行ってみたい」と考えている人もいるでしょう。そんな人のために、5年連続でフジロックに参戦予定という東京在住のライター・コウジさんに、フジロックの魅力や参加するときの注意点を聞いてみました。

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自然の中で音楽を聴くのが心地よい

――フジロックに初めて行ったのは5年前ということですが、きっかけはなんだったのでしょうか?

コウジ:実は、最初にフジロックに行ったのは音楽ファンとしてではなく、そこで開かれたイベントを取材するためだったんですね。フジロックでは、原発問題を考えるアトミック・カフェというトーク系のイベントが開かれています。その取材で、2014年に会場の苗場に足を運んだのが始まりです。

――音楽を聴くためではなかったんですね。

コウジ:アトミック・カフェは、トークとライブを合わせて1時間程度だったので、それ以外の時間は、他のアーティストたちのライブを聴いて過ごしました。自然の中でゆったりと音楽を楽しむ体験はとても気持ちが良くて、その後も足を運ぶことになりました。

フジロック最大級の野外ステージ「グリーンステージ」(2017年の様子)

ふだん聴かないアーティストに出会える場

――それから5年連続で行くことになったということですが、フジロックの魅力って、なんなのでしょうか?

コウジ:フジロックは、会場内にいくつものステージがあり、歩いているとどこかしらから音楽が聞こえるのですが、ふだんは聴かないアーティストの曲を聴くチャンスがあるのが魅力ですね。2016年のフジロックでは、名前ぐらいしか知らなかった大森靖子さんのステージに軽い気持ちで行ってみたのですが、その魂のこもった歌声に魅了され、すっかりファンになりました。

――そのあたりは音楽フェスならではの魅力でしょうね。

コウジ:そうしたセレンディピティーみたいな偶然の出会いがあるのが魅力であり、良い思い出につながります。昨年のフジロックでは、小沢健二さんの歌声を初めて生で聞きました。ステージ上の電光掲示板に浮かぶ歌詞を見ながらオザケンや聴衆と一緒に曲を歌ったのも、楽しかったですね。

――ほかのフェスにも行ったりするんでしょうか?

コウジ:好きなアーティストが複数出ていたら行く、という感じです。ほかにもいくつか音楽フェスには行ったことがありますが、サマソニ(SUMMER SONIC)やロッキン(ROCK IN JAPAN FESTIVAL)、ライジングサン(RISING SUN ROCK FESTIVAL)といった他の四大夏フェスには奇しくも行ったことがないですね。

――ちなみに、コウジさんは毎回、ひとりでフジロックに参加しているそうですが・・・

コウジ:そうですね。全部単独です。ただ、会場に行くと、友人たちと偶然出くわすことがあります。複数人で行っている人たちも、みんな聴きたい曲は違うので現地では基本、それぞれ別行動となることも多いみたいです。自立した大人として楽しんでいる人たちが多い印象です。

自然の中にあるフジロックの会場にはこんなエリアも(2017年の様子)

雨や暑さの対策を忘れずに

――フジロックの特徴は、自然豊かな会場で開催されることだと思いますが、何か失敗談はありますか?

コウジ:昨年のフジロックは雨だったのですが、長靴が足に合わず、靴擦れに苦しみました。やはり、雨対策は重要ですね。

――「フジロックに行くならこれだけは持っていけ!」という必須アイテムはなんでしょう?

コウジ:まず、雨が降ったときのためのレインコート。傘は使用禁止なので、必需品です。それから、長靴、折りたたみイス、帽子、タオル。雨だけではなく、日差しや暑さ対策が不可欠です。自然の中のフェスなので。

――今年初めてフジロックに参加しようという人に、何か一言、アドバイスをお願いします。

コウジ:苗場スキー場の広大な自然の中を歩き回るフジロックは、自然との共生や、自立した振るまいが求められる大人のためのフェスです。今年は台風が近づいてきており、行くか行かないかも含めて、慎重な行動が求められていると思います。

準備をしっかり整えるとともに、くれぐれも無理をしないことを心がけてください。備えなく雨で身体を冷やして体調を崩したら、せっかくの楽しいイベントも、つらい経験となってしまいますので。

 

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