バツイチ32歳女「ひとり大好き」だけど彼は欲しい3つの理由

「ひとり好き」だけど彼は欲しい(イラスト・古本有美)

ひとりで過ごす時間が好きです。ひとりを楽しむメディア「DANRO」に寄稿するようになったのも、「私はDANROにぴったり合う書き手だと思います。こんなにひとり好きなんですから」と、図々しくも編集長に自薦したのがきっかけでした。

これまで、相撲やプロレスの単独観戦、ひとり焼肉、ひとりカラオケ、ひとり競輪、ひとりストリップなど、「ひとり活動」についていろいろ書いてきました。

その影響か、「ひとりが好きすぎてパートナーを求めていない人」だと思われることが多々あります。「DANROで書いてると『彼が欲しい』って感じ、まったく伝わらないよ。むしろ『彼はいらない』感じが出ている」と言われたこともあります。

でも、そんなことはないんです。パートナーがいたとしても、「ひとり時間」は確保できます。ひとりで過ごす時間は好きだけど、彼がいらないってわけではないのです。

3年前の離婚以来、恋愛から遠ざかって久しい私は、5月には33歳を迎えます。普通に彼は欲しいです。なぜ欲しいのか? 3つの理由を書きます。

(1)家で誰かとごはんを食べたい(ときどき)

フリーランスでひとり暮らしゆえ、自宅で食事をするときは、99.9パーセントひとりです。鍋料理すらひとり……! 寂しい。とはいえ、鍋にしたい日があると、食欲を優先して、普通にひとり鍋をしていますが。

友達だと「わざわざウチまで来てもらうのは悪いな」という思いがあり、誘いづらいですが、恋人という存在は家ごはんに誘いやすい人の代表格だと思います。

「家デート」の一貫として来てもらい、食事をした後、泊まっていってもらえばいいのですから。だから、彼が欲しい。

(2)旅先でいろいろな料理を食べたいし、味やそのときの気持ちを共有したい

基本的にというより、離婚してからは100%、旅はひとりでしています。国内外問わず、常にひとりです。

2016年以降は、気になっていたけれど未訪問だったアジア各国、たとえばスリランカやカンボジア、タイ、フィリピンなどを巡りました。

アジアのごはんって美味しいですよね。日本人の口にとてもよく合うのだと思います。だから、いろいろな料理を食べたいわけです。

時間にもお金にも限りがあるので、もしかするとこの国、この地域に来るのは最後かもしれない。そう思うと後悔しないように、好きな料理を食べておきたい、と欲張りたくなります。

でも、いくら私が大食いな人間とはいえ、ひとりだとお腹に限界があります。ひとり旅をしていると、食べられる品数は限られているし、「あれ食べたかったけど、お腹的に無理だな」と思うことも少なくないんです。

でも、ふたりなら料理をシェアできて、ひとりのときよりも2倍、いろいろな料理を楽しめます。

交際中〜結婚していた当時、元夫といろいろな国や地域を旅して、現地でしか食べられない料理をシェアしていた頃を思い出すことがあります。

ふたりだから実にいろいろ食べられたし、「あのとき食べたアレってさ〜」と、後で楽しい話題になることもあるんです。

いろいろな美味しいものを、特定の相手と共有するのって楽しいし、嬉しい。だから、彼が欲しい。

(3)人生を豊かに生きたい、ふたりで

ひとりで出かけたり、旅したりしても、思い出は残ります。でも、ふたりで出かけたり、旅したりすると、個人的な意見ですが、思い出の色がより濃くなると感じるのです。

街を歩きながら、旅先で非日常を過ごしながら目にしたもの、話したこと、食べたものなど、そういった思い出はふたりで共有できる「宝物」になります。

友達よりも物理的・心理的に自分と近距離にいる恋人。だからこそ、共に出かけたり旅したりする頻度は高くなるもの。そうなると思い出が自然と、地層のように積み重なっていくわけです。

ここでいう思い出は「経験」でもあります。ふたりでいろいろな場所を歩き、たくさんの景色を見て、言葉を交わす……それは人生の豊かな時間です。

今の私は、それなりに豊かに生きていると思います。ひとりで暮らすぶんには困らない稼ぎがあるし、好きな場所へ自由に出かけるし、やりたいと思ったことをしているからです。

時間管理、進捗管理に失敗して仕事に追われて心身がしんどくなる日……そんなハードな瞬間を除くと、豊かに生きています。ただ、ひとりきりです。

3年間、ひとりだけで豊かに生きてきたから、好きな人とふたりで豊かに生きる人生をもう一度経験したいと思いました。だから、彼が欲しい。

最後に。彼はどこにいるのか?

書いている途中に、「食」と「彼」の存在が切っても切れない、と気づきました。美味しいものを食べることが、人生における楽しみの大部分を占めている私は、同じく食にけっこうな関心がある同志を見つける努力をしたいと思います。

 

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