モバイルバッテリーにもなるLEDライト、Phottix M180 使ってみた

Phottix M180

近ごろはLEDライトを使った撮影が人気なようです。電子ビューファインダー(EVF)を搭載したミラーレスが普及し、色味や影の出方も確認しやすいからでしょうか。「Phottix M180」は、リチウムイオンバッテリーを内蔵する薄型のポータブルLEDライト。スマホを充電できるモバイルバッテリーにもなる二刀流です。その使い勝手を試してみました。

Phottix M180

Phottix M180

薄型デザインで大容量バッテリー内蔵

ポケットにするっと入る超薄型デザイン。151×80×9.8 mmは、スマホとさほど変わらぬ大きさです。バッテリー容量は4040mAh。iPhone8が1,821mAhですから倍以上。

長さ120mmのMini USB(オス)- USBケーブル(メス)が同梱されているので、お使いのUSBケーブルを使って充電可能です。撮影に使わない時もカバンに忍ばせておくと、スマホの電池切れに重宝します。本体の充電は、USB-CまたはUSB Microケーブルを使用します。

Phottix M180のコネクタ部分

明るさは50cmで1600Lux

光量の調節は5%刻みで5〜100%。最大の明るさは50cm離れたところで1600Luxです。実際の明るさは作例で確かめて頂きたいと思います。

5600Kの光量100%、約1mくらい離れたところから照らされた、モデルのYUANさんは「ライトは直視できないくらい、かなりまぶしい」と話しています。ランチや夕食の際に、食べ物を撮ってみようと思って飲食店で取り出してみたのですが、5%でも眩しく気が引けて途中で止めました。

以下の作例の撮影のカメラはキヤノンIXY200、設定はオートです。

「輝く美しさ」という花言葉のボタンクサギ(牡丹臭木)

撮影時はまだ満開では無かったボタンクサギ。1枚目は自然光。
ボタンクサギは、見た目も色合いも派手なのですが、触れると名前通りの性能を発揮するので要注意。2枚目はLEDライトを下から当てて葉の影で起きる明暗差を薄くしています。5600K光量100%

色温度は3200~5600Kで調整可能

色温度は100K刻みで、黄色みを帯びたハロゲン光と同等の3200Kから、太陽の光の色とほぼ同じ5600Kまで調整が可能。バッテリーがフル充電状態だと光量100%で90分使用が可能です。100に近いほど自然な色を再現できると言う演色評価数(CRI Color Rendering Index)は、96+となっています。

井の頭恩賜公園の噴水を背景に。光量の違いを比較

普通に撮影すると、背景の明るさにつられて木陰で顔が真っ黒になります。1枚目は5600Kで光量最小の5%。
LEDライトを当てて顔も明るくしてみました。2枚目は5600Kで光量100%

ボタンの押しっぱなしに注意

弱点は、不意に電源が入ってしまうこと。事前に販売会社のSAEDAさんから注意事項としてお聞きしていたのですが、私もやってしまいました。何かのきっかけで電源ボタンが長押しされてしまったようで、いざ使おうとした際、電池が空っぽになってしまっていました。電源ボタンはスライド式か何かでロックがかかる機構であるとより安心して使えるので、モデルチェンジの際には改良を望みます。

目に光を入れたい時も便利

目にキャッチライトが入って、生き生きした表情に。5600K光量100%

扱いやすい定常光は便利

ストロボでは影の出具合が分かりにくいので、苦手な方も多いと思います。舞台写真から写真を始めた私も、実はストロボ調光は大の苦手。取材記者として現場取材をしていたときも、濃い影を背負ったみっともないインタビュー写真を撮らないように工夫すべく、バウンスなども研究したものです。

ネット通販で価格は1万2760円(消費税8%込み)。動画を撮ることも増えていている昨今、定常光で照らせるLEDライトをカバンに1つしのばせておくと安心できるのではないでしょうか?

内蔵ストロボとも比較してみました

井の頭恩賜公園の湧き水「お茶の水」を背景に。1枚目はIXY200の内臓ストロボを使用。光が強く背景を暗くしてしまいます。
LEDライトを使うと、人物と背景の明るさのバランスが取れます。2枚目は5600K光量100%

◎よく出来ました◎
室内では眩しいくらい明るい光量、薄型軽量なのに容量が多いバッテリー

△がんばりましょう△
間違って入ってしまう電源ボタン。
USB-CケーブルはIN・OUTの両方を兼ねるとより便利に。

撮影モデル:YUNAさん(長野市出身)
22才のシンガーソングライター。
公式サイトにはライブ情報も掲載しています。

 

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