ひとりご飯は苦手な私がハマる麻布十番のオーガニック(大人のひとり美食)

ショートカットがよく似合うNAPOさん。港区在住なので、家からお店が近いのもひとりご飯のポイント高し(撮影・萩原美寛)

充実した毎日を送る女性は、ひとりご飯上手。なぜならひとりご飯には、女性を元気にしてくれる、さまざまなメリットがあるのです。今回は、百貨店勤務から食の世界へと転身を遂げ、充実した毎日をおくっているNAPOさん(42歳)の、大好きな「ひとりご飯」の店を聞きました。

時間も食材も無駄にしない、ひとりご飯という選択

福岡の百貨店に17年間勤務し、PRや販促、秘書を担当していたというNAPOさん。食べることが大好きで、食に関わる催事のPRには人一倍力が入っていたとか。百貨店を退社後、念願だった食に関わる仕事ができたらと、今年の1月に上京しました。

現在は2軒のレストランでサービスを担当しつつ、コールドプレスジュースブランド「築地果汁創作所」のPR、食専門のジャーナリスト・マッキー牧元氏の仕事のサポート、独自ブランドのドレッシング開発など、新たなキャリアに挑戦しています。

今まで夜の「ひとりご飯」はハードルが高かったと話すNAPOさん。

「ランチはともかく、夜ご飯はひとりで行くことは圧倒的に少なかったですね。ただ、今は仕事を掛け持ちしているので、貴重な休みはゆっくり過ごしたい。料理をしたとしても、ひとり分だと食材を余らせてしまうんですよね。その結果、外食することが増えました」。

とはいえ、テーブルにひとり座って、携帯電話の画面を見ながら食事、というのは悲しすぎる。「お店の人や、ほかのお客さんと会話が弾むようなシチュエーションが理想」と話すNAPOさんの、ひとりで行く店の条件は、1にカウンターがあること、2にアットホームな雰囲気であること、そして3つ目は料理が美味しいこと。

南麻布の閑静な住宅街にある、「Bonne Santé de YOKOTA(ボンサンテヨコタ)」(撮影・萩原美寛)

食べるだけで健康になる!? 体をリセットしてくれる料理

そんな条件を満たしてくれる場所として挙げてくれたのが、彼女自身が今年の1月からサービスをつとめる、麻布十番の「Bonne Santé de YOKOTA(ボンサンテヨコタ)」。プロゴルファーで、予防医学やアンチエイジングに詳しい医学博士の横田真一さんが「究極に健康に良く、美味しい食事を提供したい」と昨年11月にオープンしたオーガニックレストランです。

「仕事の休日にも訪れたくなるほど、ここの食事と雰囲気が大好きなんです」とNAPOさんはにっこり。

「料理が美味しくて毎日食べても飽きません。オーガニックの新鮮な野菜、グラスフェッドビーフ(牧草飼育牛)、発芽酵素玄米、亜麻仁油やオリーブオイルなど、食材、調味料にもこだわっていて。体にいいものばかりだから、お腹いっぱい食べても次の日にはすっきり。デトックス効果があるんです」。

左がナチュラルフードディレクターのゆきさん。アスリートのフードアドバイザーやオーガニックコスメの商品開発なども行っており、食と美容を通じたヘルシーなライフスタイルを提案(撮影・萩原美寛)

料理をプロデュースしているのはシェフで店長のゆきさん。幼い頃から食物アレルギーに悩まされた経験から、オーガニックの食材を使った健康的な食生活を目指して、フロリダ、ロサンゼルス、パリで料理を学んだ経験を持ちます。

日本で「健康食」というと、味つけが薄い、見た目が地味、などのイメージがありますが、ゆきさんは欧米のオーガニックレストランのように、食べて美味しく、目に美しいスタイリッシュな料理を目指しています。

アンチエイジングに効く調理法で若々しく

「Bonne Santé de YOKOTA」のこだわりは「低温調理」。通常の調理(高温調理)の最大の問題は糖化最終産物(AGEs)が大量に発生すること。このAGEsが皮膚にたまると、皮膚のコラーゲンの原材料であるタンパク質が変形し、シワやたるみを作る原因になると言われています。

「AGEsを体内に溜め込まないようにするために、65.5℃以下で調理する低温調理は効果的なんです」とゆきさんは言います。低温調理は、食材が驚くほどやわらかく、旨味が凝縮されて美味しくなるから、一石二鳥!

前菜3種盛り(1,800円・税別)。手前から時計回りに「キャロットラペ」、「卵とじゃがいものサラダ」、「ケールの玉ねぎソース和え」。どれも契約農家から仕入れたオーガニック野菜。料理は日替わりで変わる(撮影・萩原美寛)
エキゾチックな香りが食欲をそそるマレーシアの豚肉煮込みスープ「有機ポークの肉骨茶(バクテー)」(1,200円・税別)。発芽酵素玄米が付く(撮影・萩原美寛)
「オーガニック グラスフェッドビーフのロースト」(3,800円〜・税別)。オーストラリアでオーガニックの牧草を食べて育つ牛肉を使用した赤身肉の低温調理。噛むほどに旨味が口いっぱいに広がる(撮影・萩原美寛)

NAPOさんがよくオーダーするのが、前菜3種盛り合わせとマレーシアの豚肉煮込みスープ「有機ポークの肉骨茶(バクテー)」。

この日の前菜は契約農家から直送されるニンジンとオレンジ、レーズンを使った「キャロットラペ」、抗酸化力が強いアスタキサンチンを豊富に含む卵とじゃがいも「インカのめざめ」のサラダ、ケールの玉ねぎソース和え。どれも新鮮な素材が生きた、身体の細胞が元気になりそうなメニューばかり。

「有機ポークの肉骨茶(バクテー)」はゆきさんのオリジナルレシピ。八角やシナモンなどのスパイスと一緒に有機豚の骨付スペアリブを低温で6時間以上加熱しているから、豚肉はほろほろと柔らかく、本場よりあっさりと食べやすいのが特徴です。

飲み過ぎても二日酔いにならない魔法のワイン

また、料理に合わせるのは、フランスやイタリア、オーストラリアを中心にしたオーナー厳選の自然派ワインです。

「今まではワインを飲みすぎると頭が痛くなっていたんですが、ここのワインを飲んでも痛くならない。お店で扱っているワインには、頭痛の原因といわれる酸化防止剤が無添加なんです。フルーツジュースのように果実味あふれるものも多く、グラスワインを3杯は飲んでしまいますね」(NAPOさん)。

カウンターとキッチンの距離が近く、ゆきさんやスタッフとのおしゃべりを楽しみにして来店するお客様も多いのだとか(撮影・萩原美寛)

テーブル席10席、カウンター席4席という、こじんまりした店内は、まるで親しい友だちの家に遊びに来たかのような居心地の良さ。できてまだ1年も経たないのに、地元のリピーターも多いそうです。

「ゆきさんがとても明るくて、誰が来ても、“Welcome!”な雰囲気なんです。それに引き寄せられるかのように、ふらっと帰宅途中の人がお店に入ってきて、カウンターでワインを飲んで帰る、ということもよくあります。店内では、“美味しい!”という気持ちをみんなで共有しているから、ほかのお客さんともすぐ仲良くなっちゃうんです」(NAPOさん)。

料理が美味しいだけでなく、身体が元気になり、居心地もいいなんて、なんて理想的なレストラン! 小さなお店なので、電話予約してから訪れるのが安心です。

〈店名〉
Bonne Santé de YOKOTA
〈住所〉
東京都港区南麻布1-4-18

〈営業時間〉
18:00〜23:00(フードLO.22:00、ドリンク22:30) 
店休日・水曜

〈メニュー〉
アラカルト(アペリティフ代600円・税別 コンブチャ、ナッツバー、天然酵母パン付)、コース7,000円(税別・メイン豚料理)、8,000円(税別・メイン牛料理)、ワインペアリング4種3,000円(税別)
詳細はこちら

〈ご予約・お問い合わせ〉
☎03-6874-3318

 

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