【古民家で暮らそう!:05】倉庫を撤去したら、広くて明るい庭が現れた

農機具倉庫を撤去した後の庭の様子

古民家の改修作業は、基本的にはその場の現場合わせでの作業になりますので、職人が一人で傷んだ箇所を撤去しながら、順番に造り直していくという作業になります。なので母屋の改修はそれなりに時間がかかるのですが、庭に建っている巨大な農機具倉庫の撤去は、複数の職人で一気に取りかかってくれました。

【連載】古民家で暮らそう!

ユンボで屋根からガサっとひと欠きすると、まるで紙細工のように、あっと言う間に瓦礫の山になり、それを分別してトラックに積み込んでいきます。

昔の建材は何度でも再利用できるのですが、合板やトタン板などの建材は一度ダメになると再利用できないものが多いのが残念です。太い角材と木枠でできた古い窓のみ、今後の改修作業に使いたいと思っていたので、捨てずに取っておいてもらうことにしました。

庭全体に建っていた農機具倉庫の撤去作業

角材は、将来、薪ストーブを設置したときの薪として使えますし、何より引っ越し後に最初に取りかからないければいけない、理想のキッチン作りの材料として使うことができます。

思いの外、広い庭が出現!

我が家の敷地面積は180坪ありますので、それなりに広いとは思っていましたが、実際に倉庫が撤去されてみると、思った以上に広々としたスペースができて、とても明るい雰囲気になりました。

その代わり、倉庫がなくなったことで、そこにつながっていた離れの壁がなくなり、まるで災害に見舞われた後のような様相になってしまいました。こんな状態で、本当に住めるようになるんだろうか…と、ちょっと心配になるような外観ですが、逆にまったくゼロから庭のレイアウトを考えることができるので、楽しみでもあります。

ただし、このままでは雨が降るたびに庭がぐちゃぐちゃになるので、全面に砂利を敷き詰めてもらうことにしました。ご近所さんが見に来てくれましたが、砂利を敷き詰めてもすぐに雑草が生えてくるので、毎年草刈りを繰り返しているうちにきれいな庭になると教えて下さいました。

農機具倉庫を撤去した後の庭の様子

離れの屋根裏にたくさんの段ボール箱が残されており、お宝が隠されているかも!と期待しましたが、たくさんの糸巻きが入っていただけでした。この地域は、昔から播州織で有名な地域でしたので、多くの家庭でその作業に関わる仕事をしていたようです。

この壁がなくなった部屋は、完全に母屋から独立した空間ですので、きちんとした部屋になると、きっと隠れ家的なおもしろい空間になるだろうなと思いました。

どんどん撤去

前に住んでいた家でもそうでしたが、カーテンなどで遮蔽されている空間が好きではないので、見晴らしをよくするために不要なものは、どんどん撤去してもらいました。

家の周りを取り囲んでいたブロック塀も、風が通らなくなるし、せっかくの景色を室内から見ることができないので撤去。壊したブロックも再利用できませんし、個人では捨てる場所もありませんので、業者に壊してもらって、倉庫と一緒に捨ててもらうことにしました。

コンクリートで固められた部分などは、はつり機を持っている業者がいるときにやってもらわないと、後から余計な機材を購入しなければいけない羽目になります。丸ノコや電動ドリルなどなら使いみちもありますが、はつり機は素人がそうそう使うものではありませんので、それらもはつってもらって撤去。

母屋の北側を覆っていたブロック塀と波板の撤去作業

さらに、母屋の北側の庭には、波板で囲われた簡易の物置のようなスペースもありましたので、これも撤去。とにかく、湿気が籠もって不潔感が漂う箇所は全部撤去しました。室内にある家財道具の撤去に関しては売り主の費用負担ですが、建物の撤去に関しては新たに購入した家主の負担になります。

まずは自分たちでできるところのお掃除

大まかな改修作業を業者にやっていただいている間、あまり邪魔になるようなことはできないので、別荘気分で多可町の家にやって来ても手持ちぶさたな状態になります。引っ越して来たらすぐに必要になるのはやはり風呂とトイレですので、そこから手を付けることにしました。

風呂は何の変哲もないただのユニットバスです。全体的には思いの外きれいだったので安心しましたが、それでも水垢だらけのカビだらけの状態です。さすがにこのまま使うのは嫌なので、浴槽は重曹を使って徹底的に磨き上げ、シャワーのホースはホームセンターでヘッドごと買ってきて自分で付け替えました。

室外の給湯器は破裂して壊れていたので、つけ替えてもらいましたが、家中のお湯をまかなう大型のものなので、それなりの費用がかかります。

購入時の浴室の様子

トイレの便器も割れていたので買い換えることにしました。便器を選ぶのは人生初のことですが、有名メーカーの、ふたが自動開閉してウォシュレットや便座が温かくなるなどの最新機種を選ぶと、なんと便器だけで30万円以上するものがあることを初めて知りました。

我が家はそんなものは必要ないので、一番安い部類の、何もついていないものを選びましたが、なぜ日本人は便座が自動で開閉するものにこんなお金をかけるのかが、未だにまったく理解できません。

 

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