ベーコンとクレソンのペッパーライス~手軽でおいしい「時短ひとり飯」第1回

ベーコンとクレソンのペッパーライス(撮影・時津剛)

インスタグラムで人気の料理アカウント「アラフィフ男子のキッチン365日」。「背伸びをしない、普段着ごはん」をコンセプトに、“ひとり家ごはん”を毎日投稿しています。この4年間で1700回以上投稿し、フォロワーは1万1000人を超えました。

投稿しているのは、吉田正幹さん。普段はマスコミ関係の仕事をしている「独身で料理好きのアラフィフ」です。吉田さんが作る料理の魅力は、おいしさはもちろん、簡単ですぐにできること。そんな吉田さんのとっておきの「ひとり飯」のレシピと、格段においしくなるコツをこの連載でご紹介します。

調味料や調理器具が大事

もともと料理好きだったという吉田さん。「アラフィフ男子のキッチン365日」をスタートしたきっかけは、ひとつのチャレンジだったと言います。

「365日、最低でも1日1食は、自炊の料理をインスタグラムに投稿することを自分に課しました。それによって料理のバリエーションが増えていくのが楽しくて。実際は出張などもあって『必ず毎日』とまではいかないのが現実なんですが(笑)」(吉田さん)

料理のモットーは「おいしくて、簡単で、短時間でできる家庭料理」。そのために調味料、調理器具、食材にはこだわります。

「いい食材、いい調味料を使うと出来上がりの味が格段にあがりますし、調理器具によって手間が省けますね」(同)

【動画】ベーコンとクレソンのペッパーライスの作り方

ベーコンの燻製香が香ばしい、スパイシーな炊き込みごはん

今回、紹介するのは「ベーコンとクレソンのペッパーライス」。ベーコンの香ばしい旨味とクレソンのさわやかな苦味、黒こしょうのパンチが効いた、食欲をそそる炊き込みごはんです。

まずはお米を研いで、30分から1時間ほどザルに上げておきます。これは、水分を適度に浸水させるため。ちなみに吉田さんは無洗米を使って、洗う手間を短縮しています。

ベーコンは少し厚みのある高級タイプを選びます。ベーコンをみじん切りにしたら、くっついているベーコンをほぐします。そうすることで、ダマにならずに均等に火が入ります。フライパンで炒める時は、焦げる直前まで炒めてカリカリにしましょう。ベーコンから油が出てきますが気にせずに。これは旨味の塊なので、ごはんを炊く時に加えます。カロリーを気にされている方は、油のみ廃棄して構いません。

ベーコンはカリカリになるまで炒める(撮影・時津剛)

炊飯器にお米2合と水を入れます。「ひとり飯と言いつつ2合も!?」と思われる人もいるかもしれませんが、吉田さんによると、「米は2合以上は炊かないと、おいしく炊き上がらない」とのこと。余ったらラップして冷凍庫に保存できますし、レンチンですぐに食べられて便利です。

炊き込みごはんの味付けには、中華調味料の「創味シャンタン」を加えます。なければそのほかの中華スープの素や鶏がらスープで代用できます。炊飯器にベーコンとベーコンから出た油を加えて、全体を混ぜ合わせてから炊飯器のスイッチを入れましょう。

創味シャンタン(撮影・時津剛)

ご飯が炊けたら、「蒸らし」のタイミングで、みじん切りにしたクレソンを投入します。この時にかき混ぜないことで、鮮やかな緑色、クレソンのみずみずしさが保てます。

「蒸らし」が終わったら、全体をよくかき混ぜます。そして、器にごはんをよそい、仕上げにブラックペッパーをふりかけます。ブラックペッパーは、挽きたてのものがベターです。香りが全然違います。塩分控えめの仕上がりなので、塩味が足りないと思ったら塩を少しふりかけてみてください。

クレソンを投入してかき混ぜる(撮影・時津剛)

この炊き込みごはんをベースにもう1品、作れちゃいます。1膳分を鍋に入れ、コンソメの素を小さじ1と牛乳200mlを加えて、全体が馴染むまで加熱することで、クリーミーなリゾットの出来上がり。

ちなみに炊飯器について。吉田さんはバーミキュラの「ライスポット」を使用していますが、普通の炊飯器で構いません。

吉田さんは、「バーミキュラの『ライスポット』は非常に優秀なんです。内蔵のコンピュータがお米の浸水時間などもすべて計算してやってくれるので手間が省け、独自の熱伝導テクノロジーでおいしく炊き上げてくれます」と推薦。お財布に余裕のある方はぜひご検討ください。

  ◇

【材料】

  • 米 2合
  • ベーコン 約90グラム
  • クレソン 1束
  • 創味シャンタン(市販の中華スープの素) 小さじ1/2強
  • ブラックペッパー(粗挽き) 適量
  • 水 お米2合分

【作り方】

  1. 米を研いでザルに上げます。
  2. ベーコンをみじん切りにして、くっつかないようにほぐします。
  3. フッ素樹脂加工のフライパンに、油を引かずにベーコンを加え、カリカリに炒めます。
  4. 炊飯器にお米と2合炊飯分の水を入れ、「創味シャンタン」を加えて溶かします。さらにベーコンも油ごと投入して、全体を混ぜ合わせて炊飯スタート。
  5. クレソンを茎ごとみじん切りにします。
  6. ごはんが炊けたら、クレソンを加え、10分程度蒸らします。
  7. 全体をよくかき混ぜます。器によそい、ブラックペッパーを振ります。
ベーコンとクレソンのペッパーライス(撮影・時津剛)

(プロフィール)
吉田正幹(よしだ・まさもと)
1966年生まれ、千葉県出身。料理のコンセプトは「背伸びをしない、普段着ごはん」。幼い頃から慣れ親しんだ家庭料理が中心で、手抜きしておいしくなるためなら、調理器具や調味料、素材にも「ドンドン頼る」が信条。マスコミ関係の仕事の傍ら、日々の料理をInstagramにpostしている。

 

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