僕が「リーマントラベラー」になった理由(人生を味わう「ひとり旅」:01)

ネパールの寺院にて、地元の人たちと

DANROの読者のみなさま、初めまして! リーマントラベラーの東松寛文(とうまつ・ひろふみ)と申します。今月から、『DANRO』での連載がスタートすることになりました。

突然ですが、質問です。

みなさまは、「リーマントラベラー」という言葉を、ご存知でしょうか?

これは、2016年に僕が考案した造語で、サラリーマンの“リーマン”と旅人の“トラベラー”を掛け合わせて作った、サラリーマンを続けながら、休日を使って旅に出る、旅のスタイルを象徴する言葉です。もしかしたら、「あ、私もリーマントラベラーかも?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は、間違いなく、リーマントラベラーです!

金曜日の夜は、スーツで空港へ直行!

ここでまずは、僕の自己紹介をさせてください。

僕は、平日は激務の広告代理店でサラリーマンをするかたわら、週末や連休をフル活用して世界中を旅する「リーマントラベラー」です。2012年(社会人3年目)に旅に目覚めて、気がつけば、7年間で59カ国125都市に渡航しました。しかし、英語は全く話せず(もちろん他の言語も全く無理)、現地での会話は今ももっぱらボディランゲージです。

そんな僕ですが、2016年に旅のガイドブック『地球の歩き方』から、作家の角田光代さんや脳科学者の茂木健一郎さんと並んで“旅のプロ8人”に選ばれました。そこから人生が一変します。2017年以降、TVや新聞、雑誌をはじめ、様々なメディアに出演したり、記事を執筆したりしております。先日は、参院選の日の夜に日テレ系列『zero選挙2019』にも出演させていただきました。また、全国各地で講演会なども実施しており、旅好きな方々やサラリーマン向けだけではなく、小学校や中学校にも足を運んでおります。

そんな旅好きが高じてか、2018年には僕の人生を変えた旅と普通のサラリーマンの生き方が変わっていく様子をまとめたエッセイ『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(河出書房新社)を出版し、今年の6月には2冊目となる『人生の中心が仕事から自分に変わる! 休み方改革』(徳間書店)まで出版しました。(ちなみに今も、新卒から働く広告代理店に勤めております)

この時は空港で着替える時間がなく、スーツを持ってそのままマイアミに行きました。

僕の旅のスタイルは「週末海外」が中心です。しかしながら、週末といっても、僕の場合は、土曜日の朝から始めるのではなく、金曜日の仕事が終わった瞬間から、週末を始めます。そうすることで、人よりも週末が長くなって、「これなら海外だって行けちゃうかも?」と自分を勘違いさせることができるのです。勘違いに成功したら、金曜日の夜は、仕事帰りにそのまま空港へ。機内で睡眠を取り、土曜日の朝を海外で迎えて、限られた週末の中で海外旅行を満喫します。そして、丸2日間現地での生活を楽しんだ後、月曜日の朝帰国して、そのまま会社に直行。そんな風に旅をすれば、週末だけでも十分海外旅行を楽しむことができるのです。

もちろん、毎回この旅のスタイルだと疲れてしまいますが、こんな風に時間をうまく使うだけで海外に行けちゃうのであれば、一度くらい行ってみてもいいとは思いませんか?

そんな僕の旅は、もっぱら「ひとり旅」が中心です。せっかく、高い航空券を買ってわざわざ海外へ行くのですから、誰かに気を遣うことなく、自分の好きなことだけ思いっきり楽しみたい! 気心の知れた友人と行くことももちろんありますが、友人と予定をすり合わせていたら、なかなか自分の行きたいタイミングでは行けません。だったら、行っちゃえ! なーんて思っていたら、今は月1以上のペースで海外に行っていますが、友人と海外に行くのは年1〜2回でそれ以外はすべてひとり旅になっちゃいました。

僕は世界遺産にはあまり興味がありません。それよりも現地の人の暮らしや現地の人の生き方に興味があります。ですので、現地に着いたら定番の観光地を巡るのではなく、地元のお祭りに参加したり、スポーツ観戦をしたり、市場に足を運んだり、クラブを覗いてみたり……街を歩きながら、面白いことが行われている空気を察知したら、すかさずその空気の方へ向かい、その時、その場所でしか楽しめないことを全力で楽しみます。もちろん、トラブルやハプニングに遭うこともありますが、それも旅の醍醐味だと自分に言い聞かせて、それすら楽しむマインドで旅をしています。

コンゴ共和国で地元の女性たちに囲まれて。

というわけで、これから『DANRO』で連載をさせていただくのですが、別に僕が書いていく記事は、「みなさまに“週末海外”をオススメ(半ば強制)したい」という趣旨では全くございません(僕のスタイルは極端な例だとは自分でも認識しておりますので、その点は、ご安心ください)。

そういった内容ではなく、僕のこれまでの数えきれない「ひとり旅」の中で編み出した旅のテクニックや行くべき旅先情報はもちろん、仕事にも生かせるマインドセットや旅に出やすくなる職場の人間関係構築術まで、「ひとり旅」を最大限楽しむために必要な情報を厳選して発信していきたいと思います。旅好きの方がさらに旅に行きやすくなる内容であることはもちろん、旅に興味がない方にも少しでも旅に興味を持ってもらえるようにしたいと思います。ご期待くださいませ。

それでは皆様、これからガッツリよろしくお願いします!

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