【古民家で暮らそう!:08】アイランドキッチンを自前で作ってみた・下

完成したアイランドキッチン。調理器具をしまいこむのではなく、壁に掛けて見せる収納に

移住して来て最初のミッションであるキッチンづくりが始まりました。食事は生活のもっとも基本的なところですし、「水」というのは人が生きて生活をしていく上では根幹を担うものですので、最優先でアイランドキッチンの製作に取りかかりました。

【連載】古民家で暮らそう!

日本ではそのまま飲める水が当たり前のように水道から出ていますが、海外にはそうでない国がたくさんあります。私は子どもの頃に台湾に住んでいたことがあるのですが、生水を飲むのは厳禁でした。その他の国の方の話をお聞きしても、日本ほど水に恵まれている国は他にないようです。

日本では雑草が生えるのを放置することをとても嫌がりますので、特に田舎ではきれいに草刈機で刈って管理していますが、水がなく雑草すら生えない…という地域もたくさんあります。こんなに勝手に草木が活き活きと成長する環境は、ある意味贅沢なことなのかもしれません。

アイランドキッチンの大枠が完成!

大まかな枠組みが完成

連載07」でご紹介したとおり、シンクがすっぽり入る穴を空けた天板が完成したので、それに合わせて庭の納屋を潰したときの角材を使って脚を組み立てていきます。ぴったりサイズが合った材木を使っているわけではないので、細かいことはあまり気にせず、グラグラしないようにすることだけを注意して、設計図もなしにその場の感覚で組んでいきました。

流し側の足元には、鍋やボウル類などを収納するスペース、反対側はコップやアルミホイル、タオルなどを収容できる扉付きの棚を作りたいと思っていますので、そこも実際にいろいろシミュレーションをしながら考えてみました。

最初は流しの下に引き出し式のゴミ箱を入れようかと思っていましたが、実際に使うことを考えてみると、食器を洗った後に、水滴が落ちない場所に洗いかごを置くことの方が重要だと気がつきました。

コップを収納する棚にはガラス戸を採用

側面は、焼き杉風の壁材の余りを使うことにしました。コップを収納する棚には、木ばかりでは単調になりますし中が見えないので、ガラスの扉をつけることに。

この扉は、IKEAで本棚のオプションパーツとして売っているものを購入し、そのサイズに合わせて枠を作りましたので、かなり安くあげることができました。いろんなパーツを自分の好きなように組み合わられるのが、セルフビルドのおもしろいところです。

天板にタイルを貼る

シンク周りは水で濡れることが前提ですので、天板にはタイルを貼ることにしました。タイルと一口に言っても、色や形、大きさも様々です。選択肢がありすぎて、選ぶまでに随分時間がかかりましたが、やはり料理の色を邪魔しない色を選ぶことにしました。

タイルは、大きなものを選ぶと、シンクの穴に合わせるために専用の器具で割る作業が必要になってきます。なので、1.5cm角の小さな正方形のタイルを選びました。

これを1個ずつ手作業で並べていくわけではありません。20cmぐらいのメッシュ状のものの上に、事前に均等に並べて貼った状態で納品されてきますので、天板に接着剤を塗って、その上からシートを置いていくだけです。メッシュになっているので網目から接着剤がタイルの裏面に着き、とても便利です。

タイルを貼る前に、タイルの側面をカバーする縁木を打ち付けていきますが、濃い茶色を使うことで全体の雰囲気が引き締まります。

タイルの目地を塗り込んでいるところ

接着剤が乾燥したら、今度は白い目地材をタイルのすき間にゴムベラで押し込む作業です。特に難しいことは何もありません。最初から練ってある目地材を適当に上から押し込み、乾く前に表面を塗れた雑巾で拭くと、驚くほどきれいに仕上がります。

後は、シンクをはめ込んで金具で固定し、水栓を水とお湯の水道管にジョイントして完成…と言いたいところでしたが、いろんなパーツを自分で組み合わせて作っただけですので、それぞれが専用の仕様にはなっていません。グースネック型の水栓は頭を引き出してシンク内を洗えるようになっているのですが、頭を引っ張るとシンクの縁も浮き上がってきてしまいました。

こういった部分はやってみないとなかなか気がつきません。そこで急きょ、水栓とシンクを挟み込んでいる隙間に材木を入れ、そこにフックをつけてワイヤーで引っ張ってアイランドキッチンの台座に固定することにしました。これで何とか水栓がグラグラすることなく固定されました。

ガスコンロの台を作る

ガスコンロの台とゴミ箱置きの台

せっかくアイランドキッチンが手作りのアンティーク風なので、ガスコンロを置く台も廃材で作ることにしました。これはアイランドキッチンに比べると難しい部分は何もありませんでしたが、ガスコンロの高さもちょっとした違いで使い勝手が悪くなるので、キッチン同様のシミュレーションをしながら高さを決めて作りました。

ゴミ箱は、あまり大きいと生ゴミが臭くなるので、小さなもので対応して、外の納屋にある大きなゴミ箱にこまめに移し替えることにして、キャスター付きの台で動かしやすくしました。

とりあえず、これで日々の料理をするために必要な設備が整いましたので、やっと風呂場での食器洗いから解放されます!

 

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