マンション購入後に後悔しないための注意点(独身女性の住まい選び・3)

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マンションの購入を検討する際、どのような物件を選べばいいか迷う人も多いのではないでしょうか。特に独身女性の場合、通勤の利便性だけでなく、セキュリティー面から周辺環境を意識する人も多いでしょう。今回は一般的なマンション選びのポイントや、女性が注意したい点などについてご紹介します。

生活の変化に対応できる物件を

一昔前は独身女性のマンション購入というと、長く住み続けるイメージがあったかもしれません。

しかし現在は、購入後、結婚や出産、転勤・転職、あるいは家や街自体に飽きた場合など、ライフスタイルに合わせて住み替えるケースも増えています。

マンション購入時は、生活の変化が訪れたときのことも考えて、物件を選ぶのがよいでしょう。

資産価値の落ちにくい物件を

ライフスタイルの変化によっては、購入したマンションを売却や賃貸に出すことも考えられます。購入する際は資産価値が高い、あるいは落ちにくい物件を選ぶことで、住み替え時の経済的な負担を減らしやすくなるはずです。

例えば、交通や買い物に便利なエリアや、駅に近いなど、立地のいい物件は人気があるので、年数が経過しても需要が高く、資産価値が落ちにくいでしょう。

大きさは1~2LDKが一般的

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独身女性の場合、1~2LDK程度のマンションを選ぶ方が多いようです。ある程度の広さがあると、同居人ができた場合などに柔軟な対応ができますし、インテリアなども楽しみやすくなります。

独身のひとり暮らしなら、ワンルームでも十分と考える人もいるでしょう。生活面では掃除の手間がかからないといったメリットもあります。自分のライフスタイルに合わせた選択が重要ですが、もし住み替えを視野に入れるのであれば、「市場のニーズに合わせておくと、売却したくなった時に買い手がつきやすい」という点も意識しておきたいですね。

費用の面ですが、1LDKなら利便性の高い都心部でも3000~4000万円ほどで購入できる場合があります。値下がりしにくい人気エリアの物件なら、売却や賃貸に出したいときも有利に働くはずです。

経済的に余裕があるのであれば、結婚後もセカンドハウスとしてキープする、将来的に子どもができたときに使わせる、などの選択肢も生まれるでしょう。

また、間取りが50平方メートル以上、築25年以内の物件であれば、登録免許税や不動産取得税の軽減措置が受けられるほか、住宅ローン控除を利用できるメリットもあります。

もちろん、住む地域やライフプランによっては、3LDK以上ある物件のほうがいい場合もあると思います。いずれにせよ、ライフスタイルが変わったときに選択肢のある物件選びをするのがおすすめです。

セキュリティーも要チェック

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女性のマンション選びでは、セキュリティー面も重要です。周囲の治安についての情報収集は、事前に欠かさず行っておきましょう。

「夜間、駅からマンションまでの道は明るいか、人通りはあるか」、「オートロックやカラーモニター付きインターホンは備えつけられているか」などを確認しておくと安心です。ダブルロック式のドアや、常駐の管理人、コンシェルジュのいるマンションだと、さらに安心感は高まりますね。

階数については、一般的には低層階より4階以上の中高層階のほうが、侵入窃盗の発生割合は低いといわれています。空き巣対策などに完璧を求めるのは難しいかもしれませんが、購入するマンションの階数も考慮したほうがよいでしょう。

生活を楽しめる場所に

独身女性の場合、通勤の利便性や、スーパー、ドラッグストア、医療施設など、生活に必要な施設の充実だけでなく、その街が生活を楽しめる地域かどうかを重要視する人も少なくありません。

例えばカフェや雑貨店など、自分の趣味に合うお店が近くにあるか、通っているジムやサロンに通いやすいかどうかなどです。

街の雰囲気を見て、快適でリラックスできると感じるなら、それも決め手のひとつになるでしょう。

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ただ、立地が良くても夜遅くまで騒がしい、飲食店の匂いがきついなど、住んでみるとイメージが違う可能性もあります。昼と夜では街の雰囲気が変わることもあるので、曜日や時間帯を変えて何度か足を運んでみるのがおすすめです。

管理はしっかりしているか

マンション選びでは、管理組合と管理会社が連携して運営できているか、計画通り修繕費や管理費が積み立てられているかなどもチェックしたいポイントです。

一見、どのマンションも同じように見えるかもしれませんが、管理の仕方によって老朽化のスピードも変わってくるからです。外部からは分かりにくい部分でもあるので、購入前に不動産会社に聞いておきましょう。

耐震性も大きなポイント

近年の大規模地震を鑑みて、耐震性もマンション選びをする際のポイントになりうると考えられます。

マンションの構造には耐震性別に、大きく耐震構造、制振構造、免震構造の3種類があります。建築基準法通りに建設された建物は、耐震構造か、骨組みなどに地震のエネルギーを吸収する装置などを設けた制振構造、積層ゴムなどの免震装置を設置した免震構造のいずれかで作られた建物ということになります。

免震構造は最高グレードの耐震性能といわれていますが、耐震構造も法的な安全基準を満たす構造ですので、十分な耐震性があるとされています。

築25年以内の建物はすべて新耐震基準を満たしていると考えられますので、安全性のひとつの目安になるでしょう。ただ、築25年以上のマンションの中にも、新耐震基準を採用したマンションはあるので、選ぶ際は確認してみてください。

内見では収納やコンセントの位置もチェック

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実際にマンションを購入する前に、一度は内見に訪れることをおすすめします。内見では、部屋の形や収納スペース、コンセントの位置などを確認しておきましょう。

例えば四角形でない部屋の形だと、図面や写真だけでは分からないデッドスペースがあるかもしれません。十分な収納スペースがあるか、人を招くことを考慮して、独立洗面所や脱衣所スペースがあるかなどもチェックしてみてください。

また、洗濯機用防水パンの大きさや、食洗器を購入する可能性があるなら、食洗器が設置できるスペースがあるか、コンセントの有無もチェックしておきましょう。コンセントの位置については、購入後にリフォームが可能かも確認しておくと安心です。

月々の返済額が無理のない範囲で

マンション選びをする際は、予算や条件の優先順位、妥協できるポイントをしっかり決めて、月々の返済額が無理のない範囲でおさまるような物件を探しましょう。マンションを比較・検討していると、大きい金額である分、金銭感覚も麻痺(まひ)しがちです。

「これくらいの金額差なら大したことないかな」と思わず、支払総額や月々の返済額を計算しながら物件選びを行いましょう。

予算を超えそうな場合は、一度冷静になって条件の組み換えなどを行うことが大切です。
この時、駅から少し離れた場所を候補に入れたり、人気の路線やターミナル駅、快速停車駅を外して探したりしてしまうと、資産価値が落ちやすい物件を選んでしまうことになる可能性があります。

ご自身の希望と市場のニーズをそれぞれ書き出すなどして、慎重に進めましょう。

なるべく頭金を入れて住宅ローンを組む

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住宅ローンを組む場合は、なるべく頭金を多く入れて、月々の返済額を少なくするのが無難です。多額のローンを組んで購入すると、後々ライフスタイルが変わった際に対応できなくなる可能性もあるからです。

例えば結婚を機にマンションを売却するとして、購入時の価格を維持できるエリアは、全国でも都心のごく一部に限られるのが一般的です。売却時の価格が残債を下回った場合は、差額を預貯金から穴埋めすることになるので、預貯金に余裕を持っておく必要があります。

賃貸に出すにしても、すぐ入居者が決まるとは限りません。賃料収入がない間も、ローンや固定資産税の支払いは必要です。入居者が決まっても、すぐに退去されてしまうと、その分のリフォーム費用もかかるでしょう。トラブルが起こっても、問題なく支払いが続けられる程度のローン返済額に抑えておくことが大切です。

修繕積立金や管理費も確認を

マンションは共用部があるため、維持費等の名目で管理費や修繕積立金の徴収をされるのが一般的です。マンションによって負担額はさまざまですが、「思ったより高かった」というトラブルが意外と多いようです。

全体の傾向として、世帯数の少ないマンションは、世帯数が多いマンションに比べて高く、築年数が上がるにつれて少しずつ上昇するケースもあるようです。購入前に、不動産会社を通して確認しておくほうがいいでしょう。

また、マンションは築15~20年くらいの間に大規模修繕を行うことも少なくありません。通常は積立金でまかないますが、足りない分は入居者の合意に基づいてお金を出し合うこともあります。将来的に、修繕の際は、積立金以外の負担が発生する可能性があるのかなども把握しておきましょう。

入居してすぐに修繕費用の負担が発生するのを防ぐのであれば、築年数の浅い物件を探すという手もありますので、予算に応じて検討してみてください。

将来的に活用できる物件選びを

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女性のマンション選びでは、将来的にライフスタイルが変化したとしても、売買や賃貸などで活用できそうな物件を探すのがポイントです。その上で、自分の生活が豊かになり、より楽しめるような物件を選ぶといいでしょう。

たくさんの物件を見ていると、グレードの高いマンションに目移りするかもしれません。ですが、ローンだけでなく管理費等も含めて、自分にとって無理のない範囲で購入でき、資産価値の落ちにくいマンションをバランスよく選ぶことが大切です。

 

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