【古民家で暮らそう!12】自作ロフトは男の隠れ家。寝転がって本が読める

離れにロフトが完成

連載05で庭に建っていた倉庫を撤去した際、壁がない部屋がありましたが、そこは一旦外に出ないとアクセスができない、完全に独立した部屋でした。ここを、教会でパイプオルガンを弾いている妻の練習部屋にすることにしました。それ以外に使う予定もなく、天井を抜いて広い空間を確保しましたが、一部がちょっとしたロフトのように残りました。

せっかくのスペースなので、普段あまり使わないアルバムや本などを置いておく場所にして、気が向いたときにはゴロゴロしながら本を読んだりできる「男の隠れ家」空間へ作り変えることにしました。

階段ってどう作ればいいのか…

パソコン上で計算をしながら階段の図面を作成

そのためには、まずここに登るための階段を作らなければいけないのですが、それほど広くない空間に階段を設置するとなると、必然的に急な階段になります。かと言って、物を持って昇り降りする可能性があるのでハシゴでは危険です。やはりちゃんとした階段を作ることにしました。

これまで、階段なんて作ったことがありませんし、ステップの高さをいったいどれぐらいの間隔にすれば昇りやすいのかも分かりません。いろいろネットで調べてみると、人間が昇りやすい蹴上の高さや、安全な踏面の幅などがほぼ決まっているようです。仕事で使っているアドビのイラストレーターを使って、蹴上が均等になるように計算をして、何となくの図面を描いてみることにしました。

まずは階段の模型でシミュレーション

紙で模型を作ってみる/壁面側の土台

階段の奥に練習用のオルガンがあるので、途中で階段の方向を変えるモデルを作ってみましたが、結果的に直線で降りてもあまりスペースに変化がないことが分かり、簡単な構造の直線にしました。

外側のステップを受ける柱の欠き込み図面

壁面側は、壁に厚みのある板を立て掛けて、階段のステップを受ける土台にしたので簡単でしたが、問題は反対側の、ステップを受ける柱の欠き込み部分です。斜めに柱を立てて、水平にステップをはめ込むための切れ込みを入れるわけですが、どれぐらいの角度にすればいいのか、どうやって計算するのかも全然分かりませんでした。そこで、イラストレーターから実寸大で出力をして、そのまま材木に書き写すことにしました。

男の隠れ家完成

完成した階段

そうやって出来上がったのがこちらです。斜めの柱で支えることによって、階段下の空間にも収納スペースが生まれました。計算通りに欠き込み部分にステップの板をはめ込むことができると快感です。大きなプラモデルを作っているような感覚です。

ちょっと急な階段になりましたが、オルガンまでの空間にちょうど収まっていて、昇り降りも無理なくできます。

離れにロフトが完成

前の家で使っていた床材を敷き詰めると、ちょっとした書斎のような空間が出来上がりました(天井が低くて立ち上がれないのが不便ですが)。寝転がっていて落ちると危ないので簡易の手すりを付け、アクセントで黒の塗料を塗って完成です。

トイレを壊して洗濯機置場に

田舎の家にはよくあることですが、農作業で靴を履いたままトイレに入れるように、土間の隣に2つ目のトイレがついていることがあります。我が家は洋式のトイレと外用の和式が隣同士で2つありましたので、和式の外用トイレを撤去して、洗濯機置場に作り直すことにしました。

2つあったトイレのひとつを撤去

金槌とタガネを使ってタイルを剥がしていくのですが、破片が飛ぶと危ないのでゴーグルを付けて作業をします。

トイレは必然的に上水と下水が通っていますし、換気扇用のコンセントもありますので、追加の工事をしなくても洗濯機を置く場所としては最適な空間です。

ちょうど洗濯機が入る穴が出現

便器を撤去してみると、まるで測ったように洗濯機がすっぽり入るような枠が残りました。底に板を敷き、給水用の蛇口を取り付けて排水缶にホースをつなぐと設置完了。排水部分にはきちんと蓋をしておかないと、下水の匂いが逆流してきて部屋全体が臭くなります。

完成した洗濯機置場

洗濯機上の空間を有効活用して、ハンガーや洗濯物かごを置くための台を作って完成です。戸は不便なので撤去し、のれんで目隠しをしました。日常的に使う家電なので、便利な場所に設置できると生活が快適になります。

 

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