動物になりきる「アニマルワークアウト」四本足の全身運動でしびれる快感

種目のひとつ、うさぎ跳びをする様子(撮影・Masayo)

身体全体を使って、4本の足で歩く「四足動物」になりきる――「アニマルワークアウト」なるトレーニングがあると知り、気になってたまらなくなっていました。海外ではアニマルワークアウト専用ジムも存在するそう。

2本足で歩く現代人にとって、4本足で歩くというのは、まったくもって馴染みのない動きです。実際にやってみるとわかるのは、下半身だけを使うのではなく、全身をくまなく使うこと。

今回そんな「animalトレーニング」に挑戦することに。NY・ブルックリン発の“筋トレを遊び尽くす”アミューズメント型フィットネス「PLAYGROUND(プレイグラウンド)」が提供する「PLAYGROUND ZOO animal(以下、animal)」体験記をお届けします。

「45分全力で動いて休む」を繰り返し700kcal消費

受付とPLAYGROUND GINZA限定のFUEL BAR(撮影・Masayo)

訪れたのは「PLAYGROUND GINZA」(東京都中央区)。地下へと続く階段を降りるとスタイリッシュな空間が広がります。

スタジオはクラブのような空間(撮影・Masayo)

着替えを済ませてスタジオに行くと、壁には粋なウォールアートを楽しめることで有名な、ブルックリン ブッシュウィックを思わせる絵が描かれていました。

ミラーボールに色とりどりの照明、身体を揺らしたくなるノリのいい音楽は非日常感たっぷり……おしゃれな大人が集うクラブにいるような感覚に。

KENICHIさんがanimalを考案(撮影・Masayo)

さっそくレッスンがスタート。最初にインストラクターのKENICHIさんから、この日に行う種目の説明があります。その場で動きを真似しながら、身体に覚えさせます。

PLAYGROUNDが提供するトレーニングは、ファンクショナルトレーニング(※1)とH.I.I.T(※2)を組み合わせたものが基本。メニューによって10〜30種類の最新マシンを使い、「全力で動いて休む」を繰り返す45分1本勝負です。

消費カロリーは、トレーニング後48時間に渡って脂肪燃焼時間が持続する「アフターバーン効果」を含め、最大4200kcalにもなるといいます。ちなみにanimalを何度か体験した人に話を聞くと、「トレーニング後に計測すると、600〜700kcal消費していた」とのこと! それだけ強度が高いレッスンだといえます。

ジャガーやゴリラになりきった動きで全身を使う

animalでなりきる動物はスパイダーやカメレオン、スネーク、リザード(トカゲ)、ラビット、モンキー、フロッカー(蛙)など全12種類。どの動物の動きをするかは、レッスン当日にインストラクターから告げられます。この日はジャガーとスコーピオン(さそり)、ゴリラになりきることに。

トレーニングは1セット4分のトレーニングを、1分の休憩を挟みながら進めます。1部と2部に分かれていますが、開始時のウォームアップ4分を併せると、時間内で合計6セット分動き回ります(※3)。

さまざまなマシンや道具を用いて身体を動かしたり、走り込みをしたりする合間に、動物の動きを盛り込みます。

スコーピオン(さそり)の動き(撮影・Masayo)

たとえば、ダッと全力ダッシュした後に、2本足から4本足へと体勢を変えて、スコーピオンとして動き始める……これがけっこうハードです。

片足を太ももと膝が直角になるくらいに上げて、腕2本、足1本で身体を支えながら前進するのは不安定。体幹がしっかりしていないとよろけます。

1セット4分の中で何度その動きをしたかは、あまりに必死だったため覚えていませんが、後半になると息が上がり、脳内で「きっつー!」という言葉がぐるぐる回っていました。

普段しない動きなので、関節が喜んでいる気がする(撮影・Masayo)

3種の動物の動きとは別に、ジャンプや片足跳びなどのトレーニングに使われるスピードリングを設置して、輪の中をうさぎ跳びで移動するメニューもありました。

やり方が下手なのか徐々に膝が疲れてきます。うさぎ跳びを終えた後に数歩歩いて、ジャガーやゴリラ、スコーピオンの動きに移行することも。

ゴリラの動き(撮影・Masayo)

トレーニングだと理解し、覚悟して行きましたが、やっぱりハード系でした。それでも離脱せず続けられるのは、インストラクターのKENICHIさんが時折フォームの指導に来てくれたり、ハイタッチして励ましてくれたりするからでしょう。

それだけでなく、同じ空間にいる同志たちががんばっていること、同志たちと同じコースを回り続けて皆の背中を見ることで、「自分もやりきる!」という闘志のようなものが湧いてくるからだと思います。

痺れるくらい心地よい筋肉痛がやってくる

animalは中級〜上級者向けトレーニングで、PLAYGROUNDのトレーニングを15回以上受けた人だけが参加できますが、KENICHIさんはいろいろな方に来ていただきたい、と話します。

「自分の身体を上手く使えてないという自覚がある人はけっこう多いです。でも、動物になりきった動きをすることで、身体の使い方が上手くなっていきますよ。人間の身体の部位でどんどん固くなっていると言われるのが足首なんです。デスクワークで長時間同じ姿勢のままでいたり、運動不足だったりと、足首が固くなる理由はいろいろあります。

4本の足を使って歩く動物の動きを真似ると、しゃがむ動きが自然と多くなって、足首が柔軟になっていきますよ。普段あまり使わない筋肉を使ったり、続けるうちに関節の可動域が徐々に広がったりと、うれしい効果も期待できます。足裏全体を使うことも身体にとてもいいです」(KENICHIさん)

ジャガーの動き(撮影・Masayo)

とくに女性の場合、ヒールのある靴を履いていると、足の裏全体が地面に付いていない状態です。でも、animalで身体全体はもちろん、足裏全体も正しく使う動きをすると、身体がフラットな感覚を取り戻すような気がします。

トレーニング終了後はスタジオに併設された「FUEL BAR」(※4)で、オリジナルスムージー(600円・税込)をいただきました。たんぱく質が21g〜/杯も含まれるドリンクは、砂糖不使用ながらも自然な甘さがあり、ビタミンとミネラルの1日摂取基準の3分の1を配合。

甘さも満足感もあるのに、罪悪感ゼロのドリンク(撮影・Masayo)

9月から新メニューとして加わった「ハニーアーモンド」はたんぱく質を24.7g含んでいます。細かく砕かれたアーモンドのつぶつぶ感とナチュラルな甘さが美味しく、45分間全力で動いた自分へのご褒美になる感覚でした。

現在体験レッスンは1000円(税別)〜で受けられる(撮影・Masayo)

ちなみに、翌日と翌々日、太もも前側に強烈な筋肉痛、背中に若干の筋肉痛があり、階段を降りるときに「うう……」と小声で呻いていました。

それでもまたあの刺激的な、自分の身体と本気で向き合う時間を体験したい――そう思う自分はM気質強めなのかもしれません。

継続的に通うと身体が変わるだろうと実感するメニューばかりでした。百聞は一見に如かずなので、気になる方はぜひ一度体験を!

取材協力/PLAYGROUND GINZA

<住所>
東京都中央区銀座4-4-1 八光ビルB1F

<営業時間>
月~木 6:30〜23:00
土日祝 8:30〜18:30
店休日:金曜日

<お問い合わせ>
03-6263-2125

※1:身体の構造に合った正しい動き方を習得し、パフォーマンスの向上を図るためのトレーニング。

※2:High Intensity Interval Trainingの略。全力で運動→少し休憩を限界まで繰り返すトレーニング法。ボディメイクだけでなく、心肺機能や持久力を高めて疲れにくい体作りの効果も期待できる。運動後24〜48時間ほど、脂肪が燃焼し続けるアフターバーン状態が叶うという。

※3:残り約15分はトレーニング動作の説明やトレーニング終了後のクールダウン、ストレッチに充てられる。

※4:PLAYGROUNDは全5店舗あるが、こちらはPLAYGROUND GINZAのみに設置。

 

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