【古民家で暮らそう!:17】畳が波打つ部屋、床下ごと張り替えて事務所に

まずは事務所として活用

我が家の古民家は、田の字作りを基本とした母屋の隣に離れがあり、その反対側に10畳ほどのプレハブ小屋が建っています。そして、北側にはプロックを積み重ねて作った物置小屋があり、ゴミや灯油などの置き場として使っています。その隣に稲木を保管しておくための場所もあって、薪置場として使用しています。

【連載】古民家で暮らそう!

母屋に隣接して立つプレハブ小屋

今回は、購入時に我が家の中で最もインパクトのあった、プレハブ小屋の改修作業をご紹介したいと思います。

購入した部屋は、畳が波打っていた

初めてこの物件を見学したときの状態

2013年6月に、初めてこの物件を見学したときには、このプレハブ小屋はまるでゴミ溜めのように物が散乱した部屋でした。どうやったらこんな状態になるんだろう…というほど、まるで泥棒が入った後のように、手当たりしだいに部屋をかき回されたような状態のまま放置されていました。

波打つ畳/床下ごと撤去

それらの不用品は売り主が処分をして引き渡すというのがルールですので、実際に購入が決まった後には普通の部屋になるはずだったのですが、床下から腐っている状態で、畳がこんな状態で波打っていました。なかなか強烈な光景です。

おそらく、床下の湿気でこうなってしまったと思いますので、床に関しては業者にお願いをして通気をよくするために、床下の空間を少し広げることにしました。優先順位としては母屋の床を先にやってもらいたかったため、撤去は自分でやりました。

隙間が開いている天井板

他の箇所同様、おそらく素人の方が自分でやったと思われる部分が多数あり、天井の板もすき間だらけ。床を撤去したついでに、タバコのヤニで黄色くなった汚い天井に、今のうちに色を塗っておこうと思いましたが、きれいに塗り直しても、やっぱりこのすき間は見た目がかっこ悪い…。いずれ撤去しないと気が済まないような気がしつつも、ヤニだらけの天井は見るに耐えないので、まずは応急処置。

まずは事務所に改造。しかし問題が…

床下を上げてフラットに生まれ変わった床

母屋に使ったのと同じ、栗のアンティーク風の床板を貼ると、それだけでかなり部屋っぽい雰囲気になりました。壁はただのプリント合板ですが、それほど汚れてはいなかったので、天井だけを塗り直し、寝室に作り変える前に、まずは私の事務所として使用することにしました。

私の仕事はパソコンでデザインをするだけでなく、A3サイズぐらいの紙にイラストを描くことも多いので、なかなか既製品では気に入った大きなデスクが見つかりませんでした。一般の事務機器では古民家の雰囲気にもなじまないので、ネットで骨董品(っぽい)大きなデスクを購入しました。

この部屋は、まったく古民家らしくなく、パソコンの画面が少し遠くなりますが、思っていた通りの雰囲気のものだったので、今でも気に入って使っています。移住したとはいえ、日常的にこなさないといけない仕事もあります。パソコンさえセットしてネットがつながれば、いつでもどこでも仕事をすることができるのが、デザイナーのいいところです。

まずは事務所として活用

しかし、しばらくそのプレハブ小屋で仕事をしてみて気がついたのですが、朝から夜中までずっとパソコンの前に向かっているので、同じ家にいるのに妻の顔を見るのは食事のときだけ…という状態になってしまいました。前の家のときにはリビングに仕事用の机を置いていたので、仕事をしながらでも妻の気配を感じることができたのですが、この部屋は建物そのものが別になっていて、これはあまりよくないかなと思いました。

さらに、冬になると、せっかく薪ストーブで母屋を暖めているのに、こちらの部屋も別に暖めなくてはならず、光熱費も余計にかかってきます。さらに、母屋の畳の間で毎日布団の上げ下ろしをするのも面倒になってきましたので、ゆくゆくはやはり、こちらを寝室にするのが現実的だと、早い段階で気がつきました。

あまりに寒いので、天井の板をはがしてみたら

ついに天井をはがすごとに

毎日ここで仕事をしていると、やはり適当に塗った天井のみすぼらしさと、きちんとつなぎ合わされていないすき間が気になってしょうがない…。しかも、プレハブ小屋なので仕方がないのかもしれませんが、まるで外と同じぐらいに寒いのです。

試しにちょっと壁の板を一部分だけはがしてみると、なんと断熱材の代わりにダンボール箱を畳んだものが入っていました! 天井のすき間から屋根裏をのぞいてみても、断熱材らしきものは入っていないようなので、ついに意を決して、天井の板をはがしてしまいました。

はがしてしまうともうやり始めるしかありません。(私の場合は「どうしようかな…」と迷ったときは、勢いで先に手をつけて、やらないといけない状況に追い込んでしまいます)

屋根の裏側がむき出しになった状態

天井の板をはがすと、プレハブなので鉄骨の構造材が丸見えになるのですが、そのまま新しい板を貼り直すのも面白くありません。そこで、天井板を吊り下げていた角材そのものを撤去して、三角屋根がそのまま見える形に作り変えることにしました。

かなり天井が高くなって広々とした空間になりますし、作り直してもらった床を含めて、これから手を付ける天井と壁もきれいになれば、きっとおしゃれな雰囲気になってくれるんじゃないかな…とワクワクしながら改修作業を始めることにしました。

続く

 

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