「ひとりだけどひとりじゃない」人とのつながりを提案する九州発フリマガ

フリーマガジン『ひとりとひとり(R)』

「日本初のおひとりさまメディア」という触れこみのライフスタイル提案型フリーマガジン『ひとりとひとり(R)』が、福岡、長野両県を中心に展開されています。創刊は2018年4月。30代以上の男女をターゲットとした年4回発行の季刊誌で、毎回1万部を配布。編集長のひろかわ なみさんは、創刊した理由を「自分たちも将来の『おひとりさま候補』だからです」と語ります。

ひろかわ編集長は「わたし自身は、いわゆる『独身・ひとり暮らし』という意味での『おひとりさま』ではありません」としつつも「夫は16歳上で順番通りにいけば、わたしは将来ひとり。順番が逆になったとしても、やっぱり夫がひとりになります」。

「そのなかで、同じ境遇や環境にある人たちと交流を持ってみたい。悩みや不安を共有し、相談できたらいろいろな解決の糸口になるかもしれない、と思うようになったのです」と、創刊に至った経緯を振り返ります。

「個立有援」の生き方とは

「人は、結局は『ひとり』だと思っています。生まれたときも『ひとり』、亡くなるときも『ひとり』、です。孤独ではない『ひとり』、おひとりさま力のある『ひとり』、家族がいても、いなくても『ひとりの時間』を楽しめる、今の時代にふさわしい想像力があって、つながりを活かせる『ひとり』がたくさん増えてほしいな、と思います」(ひろかわ編集長)

「ひとりとひとりがつながり、それぞれ自分にふさわしい生き方を見つけたり、生きるための選択肢を広げたりできる「いわば『個立有援(縁)』の生き方が必要です」と、ひろかわ編集長は言います。

実際に読者からは「独身や未婚・既婚、年齢も関係なく『生き方』をテーマにしていて共感できる」(40代/女性)といった声や、「まさに、私自身のことと思いました。出会えて良かったです」(30代/女性)、「団塊の世代ジュニアの私には、備えとして読んでおきたいフリマガ」(40代/男性)といった声が届いているそうです。 

「『ひとり』だけど『ひとりじゃない!』」

メインとなる読者層と同様、編集部も30〜50代で構成されています。ひろかわ編集長と、夫でライター兼編集者のスーパーバイザー安藤さんを中心に、デザイナー、広報、イベント出演、営業など数人のスタッフが関わっています。

「編集部のスタッフは皆、(雑誌制作とは別に)ダブルワーカー、トリプルワーカーという『新しい』働き方をしています」とひろかわ編集長が言うように、編集部員がそれぞれ司会者や臨床心理士といった「本業」を持っているのも特徴です。

10月に発行した最新号(20ページ)のメインテーマは「家族のこと」。編集スタッフが感じた「家族」のカタチを、ざっくばらんに話す座談会企画が載っています。

ひろかわ編集長は『ひとりとひとり(R)』の目指すところについて、次のように語ります。

「私たちが提案するのは、もっとその人の人生や生活に密着した【いきかた】そのものです。前向きに楽しく生きながら、普段の生活のなかで、自然に、当たり前の活動として、必要なコミュニケーションをとったり、手続きを行ったり、お互い支えあったりしながら、ひとりひとりが充実した人生を過ごしていく」。

「『ひとり』だけど『ひとりじゃない!』。それが『ひとりとひとり(R)』が目指す『おひとりさまの理想の姿』であり、賢い生き方のできる新しい真の『おひとりさま力』を身につけた方と考えています」

『ひとりとひとり(R)』は福岡県の駅や図書館、長野県のコンビニなどで配布されているほか、公式サイトでも読むことができます。

 

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