【古民家で暮らそう!:18】畳が波打つ部屋は、やっぱり寝室にしてみた

完成したプレハブ小屋の寝室

【連載】古民家で暮らそう!

前回の連載でご紹介したとおり、とりあえず10畳のプレハブ小屋を事務所として使えるようになりました。10畳という広さは、事務所にはちょうど良い広さで、使い心地が良かったのですが、せっかく母屋で薪ストーブを焚いて暖かくしているのに、わざわざこちらも暖めないといけないのは非効率。朝から夜中まで、仕事の時間以外に妻の顔を見ることがなくなってしまったので、やはりプレハブ小屋を寝室に作り変えて、仕事用のデスクを母屋に移動させることにしました。

まずは屋根に断熱材を貼る

天井に断熱材を貼っていく作業

元々は屋根裏に角材を組んでベニア板を貼っただけのフラットな天井でした。その板を全部取っ払い、三角屋根が見える状態にすることにしました。それだけでも随分部屋が広くなったような印象になりますが、屋根の裏側が見えている状態。まずは板を貼れるように角材で下地を作り、そこに断熱材を貼り付けていくことにしました。

ある程度覚悟はしていましたが、天井の作業は全て重力に反した上向きの作業です。脚立を登り降りしながら断熱材を運び、片手と頭でそれを支えながらガンタッカーで材木に止めていきました。途中で切断した断熱材は切り口からグラスウールの粉が飛散し、作業後は体中がものすごく痒くなりました。

天井の板をプラモデルのように組み合わせる

天井と鉄骨の隙間に合わせて板をカット

天井は黒っぽくしたかったので、焼き杉(風)の板を貼ることにしました。一番高くなった三角屋根の中央から壁に向かって貼っていくのですが、楽しかったのは最初の2列ぐらいまで。長い板を使えば見た目もきれいですし、一気に面積を稼ぐことができます。でも、一人で天井まで持ち上げて、端からビスで止めていくのは至難の技です。

120cmほどある長い板を端から止めると、必然的に反対側はベロ〜ンと垂れ下がって板が割れてしまいます。まずは中央を仮止めしてから両端を角材にネジ止めしていきます。ネジが効く部分は上に角材がある部分だけなので、長さを調整して切らなくてはいけません。

1枚の板を貼るために、長さを測る→板を持って上がって仮止め→右端をネジ止め→中央をネジ止め→左端をネジ止め、という作業を、脚立を登ったり降りたりしながら、上を向いた状態でしなければなりません。その間、電動ドライバーの先につけたネジがポロンと落ちたら脚立から取りに降りたり、サイズが合わなければ微妙にカットし直したり…で、登り降りだけでかなり疲れました。

さらに、真っ直ぐな部分はまだマシなのですが、鉄骨が屋根にジョイントしている部分はかなり複雑な形をしているため、プラモデルのようにぴったりはめ込めるようにカットする必要があります。適当に四角に切り抜いても良いのですが、それでは寝ている時に隙間から白い断熱材が見えてしましまい、ちょっとカッコ悪い…。この作業はホントに大変で、全然進まない。もう天井貼りは二度と嫌だ! と思うほど大変でした。

次は壁貼り

壁は、ホームセンターで石膏ボードを大量に購入し、既存の壁の上から貼っていきました。

1枚あたりがコンパネと同じ大きさで、コンセントやスイッチの位置さえきちんと測って穴を空けておけば、下のぐるりの部分はどんどん進みます。劇的に部屋がきれいになり、とても楽しい作業ですが、問題は天井板同様、鉄骨のジョイントの部分。何度も測って紙で下絵を書き、ピッタリはまるようにカットしました。

地味に大変なネジ穴埋め

石膏ボードを貼り終わり、ネジの頭をパテで埋めている作業

石膏ボードの打ちっぱなしでも雰囲気は出るのですが、やはりきれいな平面に仕上げたい! そのためには、ネジの頭やボードのつなぎ目をパテで埋めていく必要があります。つなぎ目は割れてくるため、テープを先に貼って、その上からパテで埋めていきます。1回だけだと乾燥すればパテが痩せてしまいますので、2回、3回と塗って、最後にヤスリで磨いて表面を平らにします。

このサンディングの作業がかなりの曲者。部屋も、服も、削った白い粉だらけになり、なかなか大変です。でも、この作業が終わると、面倒な部分はほぼ終わりです。

ペンキを塗って仕上げ

天井の鉄骨を黒に着色

壁の色を塗る前に、鉄骨を真っ黒に塗りました。最初は邪魔なように見えていましたが、黒く塗るとそれほど気にならなくなりました。日常生活の中ではバスタオルなどの大きなものを室内に干しておく場所に使え、便利です。

そして、壁の色。全部同じ色に塗ってしまうのは面白くないので、入って奥の壁面のみマットな黒にして、その他の面は薄い雪の色を選ぶことに。仕上がってみると、黒の壁が良い感じのアクセントになって、メリハリのある空間になったのではないかと思っています。

仕上げに、床と壁の間に巾木と呼ばれる細い板を打ち付けて完成です。これがないと掃除機をかけた時にゴンゴンと壁に当たって、柔らかい石膏ボードがあっという間に凹んでしまいます…。

ついに壁塗り作業までたどり着きました!

ベッドには特にこだわりはなかったのですが、硬めのマットレスでできるだけシンプルなものということで、ニトリのセミダブルのベッドを2つ購入。一応、お客さんが来ても見てもらえるように、インドネシアのバティック風の布でベッドカバーを作って完成です。

仕事の合間を見つけて少しずつ作業をし、この部屋全体で半年近くかかりました。ホントに大変でしたが、最初の波打つ畳の部屋からは見違えるように生まれ変わりました!

 

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