しょうがでほっこり けんちん汁【手軽でおいしい「時短ひとり飯」第9回】

しょうがでほっこり けんちん汁(撮影・時津剛)

インスタグラムで人気の料理アカウント「アラフィフ男子のキッチン365日」で日々、おいしそうな「ひとり飯」をアップしている吉田正幹さん。手軽だけど本格的な味わいというのが人気の秘密です。

今回紹介するのは、「しょうがでほっこり けんちん汁」。肉類が入っていないのに満足度の高い、具沢山がうれしい一杯です。

ごぼうは食べる前に切ると香りがいい

ごぼうは表面の泥をタワシで洗った後ささがきにして、アクを抜くのと変色を防ぐために酢水に約10〜15分さらします。スーパーマーケットではささがきになったものが売っていますが、吉田さんは「香りが全然違うので、たいした手間でもありませんから、ドロ付きのものを買ってくるのがおすすめ」とのこと。

ごぼうは調理の直前に切る(撮影・時津剛)

こんにゃくは沸騰した湯に入れ、約2〜3分茹でてアク抜きをします。

大根は1㎝の厚さのいちょう切り、にんじんは5㎜の厚さの半月切りにし、こんにゃくは食べやすく正方形の薄切りにします。好みで指でちぎってもかまいません。

鍋に水を張って「茅乃舎」だしを入れて火をつけ、沸騰したら、よく水ですすいだごぼうとこんにゃく、大根、にんじんを鍋に入れ、やわらかくなるまで中火で茹でます。アクが出てきたら丁寧に取りましょう。

こんにゃくは食べやすく正方形の薄切りに(撮影・時津剛)

創味シャンタンとごま油でコクをアップ

だしパックを外し、料理酒、中華スープの元である「創味シャンタン」、しょうゆを加え、さいの目に切った焼き豆腐を入れます。焼き豆腐を加えるのは吉田流。普通の豆腐よりも崩れにくく、見た目がおもしろいのがその理由だそう。

軽く約1〜2分煮たら味見をし、薄いようだったら塩を加えて調整します。

焼き豆腐を加えるのは吉田流(撮影・時津剛)

すぐれものの「シェフロール」が活躍

器にけんちん汁を盛ったら仕上げにごま油をふりかけ、すりおろしたしょうがを「シェフロール」で包み、汁を絞り入れます。「シェフロール」とは吉田さんが愛用する高性能キッチンペーパー。「吸収性がいいので和え物を作るときなど茹でた食材の水気を拭き取るのにも役立ちますし、ケバが出にくい。だから出汁を漉したり、しょうがを絞ったりするのにもいいんです」(吉田さん)

しょうが汁を絞ることもできる「シェフロール」(撮影・時津剛)

最後に青ネギの小口切りを散らすのですが、ここでもう1つ、お役立ちグッズが登場。吉田さんは常日頃から、「紀伊国屋」のオリジナルジッパーバッグの一番小さいサイズ(SS)に青ネギの小口切りを入れ、冷凍庫に保存しています。

「普通のジッパーバッグよりも厚みがあり、ジッパーも丈夫なので使い回しができます。いろいろなサイズがあるので、魚や肉の味噌漬けを作る時なども重宝。マチが付いているところも気が利いていてイイですね」と吉田さん。

紀伊国屋のオリジナルジッパーバッグ(撮影・時津剛)

このけんちん汁には肉類はまったく入っていませんが、「創味シャンタン」とごま油を加えるだけで、まるで肉類が入っているかのようなコクが出ます。また、しょうが汁が入っているので身体がポカポカに。うどんを入れるとけんちんうどんに、鶏肉と餅を入れるとお雑煮にと、いろんなアレンジが楽しめるのもうれしいですね。

寒い日に、心も温まるけんちん汁(撮影・時津剛)

【材料】

  • ごぼう        1本
  • こんにゃく      1/2本
  • 大根         1/4本
  • にんじん       1/2本
  • 焼き豆腐       1丁
  • しょうが(すりおろし)小さじ1
  • 青ネギ        適量
  • ごま油        適量
  • 「茅乃舎」だし    2パック
  • 料理酒        大さじ3
  • しょうゆ       大さじ1
  • 「創味シャンタン」  小さじ1/2
  • 塩(できれば粗塩)  少々

【作り方】

  1. ごぼうはタワシで表面の土を落とし、ささがきにします。酢水につけて10〜15分ほど置きます。
  2. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したらこんにゃくを入れて約2〜3分アク抜きをします。
  3. 大根をいちょう切り、にんじんを半月切りに、こんにゃくを小口切りにします。
  4. 鍋に水を800mlと「茅乃舎」だし2パックを入れて火をつけます。沸いてきたら、ごぼう、こんにゃく、大根、にんじんを入れて柔らかくなるまで中火で煮ます。
  5. だしパックを取り出し、料理酒、しょうゆ、創味シャンタンを加え、さいの目に切った焼き豆腐を加えます。軽く煮たら味を見て、味が薄ければ塩で調整します。
  6. 器に盛って胡麻油をひと垂らしし、すりおろしたしょうがを絞って、青ネギの小口切りを散らします。

(プロフィール)
吉田正幹(よしだ・まさもと)
1966年生まれ、千葉県出身。料理のコンセプトは「背伸びをしない、普段着ごはん」。幼い頃から慣れ親しんだ家庭料理が中心で、手抜きしておいしくなるためなら、調理器具や調味料、素材にも「ドンドン頼る」が信条。マスコミ関係の仕事の傍ら、日々の料理をInstagramにpostしている。

 

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