コワーキングに適した携帯型オフィスなツールペンスタンド(ひとりと文房具)

(イラスト・古本有美)

年も変わって2020年。今年はいよいよ東京五輪ということで、とにかくにぎやかな年になるのは間違いなさそう。

……と盛り上がるのはいいんだけど、特に都内のオフィスに勤務する人の中には、すでに今からげんなり、なんてこともあるんじゃないだろうか。

なんせ期間中は、電車が大混雑。車も交通規制が予想されているしで、まともに朝から通勤できるかわかったもんじゃない。もちろん昼間も移動は大幅に制限されるだろうしで、仕事が進むとはとても思えないのだ。

となると考えられるのが、オフィス疎開やサテライトオフィス、自宅勤務など、いわゆる遠隔地ワークだろう。都内で移動しなければ混雑に巻き込まれることはなさそうだけど、でも、これはこれで、環境が変わると仕事がやりにくい、という問題も発生する。

ただ、こちらは文房具でなんとか解決できそうな問題。要するに「いつもの仕事環境をまとめて携帯できる文房具」があれば、いつもと違う場所でも、いつもと同じように仕事がこなせるんじゃない? って考え方だ。

ということで今回は、遠隔地でのひとりワーキングを効率化する、快適な“携帯型オフィス”を紹介しよう。

「ハコビズ」で仕事環境を持ち運ぶ

文房具メーカーもやっぱり東京五輪期間中の遠隔地ワークをいろいろと考えているようで、昨年からあれこれと対応する製品が発売されている。

そんな中でも、携帯性の良さと使いやすさで感心したのが、コクヨのツールペンスタンド「ハコビズ」だ。

デスク周りの作業環境をまとめて携帯できるコクヨ「ハコビズ」。上部にハンドルがあり、手持ちもしやすい。

見た目は片手サイズのポーチといったところだが、中身の収納力はなかなかのもの。ペン10本にハサミや定規、手帳、ふせん、電卓、テープのり、ホッチキス、スマホ、充電ケーブル……等々がすっぽり入る。

感覚的には、いつものデスクのペン立てと引き出し手前に入ってるものがまるごと収納できる感じだ。あとはノートPCと書類ファイルがあれば、だいたい仕事はなんとかなるんじゃないだろうか。

収納できる文具ははこんな感じ。このすべてをきっちり分類収納できるのがすごい。

使う時は、まずジッパーをフルオープン。するとフタが手前に倒せるので、それを固定ベルトのスナップボタンでパチンと固定すると、安定して自立するように変形完了。

いわば、昨今流行の「ペン立てにもなる自立型ペンケース」の進化版的な存在だ。これなら狭い机の上でもスペースを取ることなく、手軽にツール類を出し入れすることができる、という仕組みである。

フタを開いて固定した自立フォーム。内張は明るいカラーリングで、中に何が入っているのか視認しやすい。
左側は筆記具類を立てておくペンスタンド。ここだけでもかなりの収納力がある。

「右側」をどう使いこなすかがポイント

もちろん、単に自立するから便利だねー、では終わらない。中の収納部もいろいろと便利なように作られているのだ。

まず向かって左側は、筆記具やハサミなどを立てておくペンスタンド部。開口部が広く、中身が手前側に流れてくるような構造なので、使いたいものをひと目で選んで取り出せるようになっている。

また、この空間の仕切りはマジックテープ留めなので、そこを外せば、ポーチの幅いっぱいのタブレット(8インチ前後)や、A5サイズのノートまで入るようになるのもありがたい。

ペン立ての仕切りをベリッと外すと……
A5ノートもギリギリ入る広口の収納に。

右側は、卓上サイズの電卓がすっぽり入るポケットと、75㎜×75㎜のふせんが入るポケットの2連に、ホッチキスなどの小物スペース。

特に、この小物スペースのような四角く区切られた収納スペースは、従来のバッグインバッグやオフィスポーチにはほぼ見当たらない。これが使ってみると意外なほどに便利で、デスクメモを入れたり、モバイルバッテリーを入れたりと、かなり応用が利くのだ。

この右側の収納を上手く好きなように使うのが、「ハコビズ」の使い勝手をアップさせる最大のポイントと言えるだろう。

手持ちの文房具・ガジェットならだいたい入るだろう、という収納スペース。

もちろん、フタ側も便利に使えるように工夫されている。
右側のポケットは、充電ケーブルなどカバンの中で見失いがちなものを分けて収納可能。マステやセロテープといったちょっと厚みのある小物にもちょうどいい感じ。

ポケット自体がメッシュ素材なので、中に何が入っているかが外から確認できるのも嬉しい仕様だ。

さらに左側の一見すると空きスペースも、スマホを立てかけておくスタンドとして使用可能となっている。

仕事中はメールや着信がすぐ確認できるように、デスクでスマホスタンドを使っている人も多いはず。それもこのポーチひとつで代用できるわけで、まぁ、どこまでもマルチに役立つ収納用品である。

個人的には、このメッシュポケットはもう少し大きいか、追加でもう一カ所あると嬉しかった。
スマホスタンドは5.5インチのスマホまで対応。

それもそのはず。コクヨというと、単に「大手の文房具メーカー」と思われているかもしれないが、実はオフィス空間の提案・設計までこなせる、日本トップクラスのオフィス・ファニチャー(家具)メーカーでもあるのだ。

つまり、この「ハコビズ」は、オフィスのデスク周り空間をきちんと効率化するための、“文房具 兼 オフィス家具”として設計されたものなのである。

いつものオフィスと違う場所でのひとり仕事は、不安も多いはず。せめて、文房具などのツール類はいつも通り使えるぜ! という安心感を確保しておくためにも、今からこういった“携帯型オフィス”を導入しておくと良いのではないだろうか。

 

TAGS

この記事をシェア