牛スネのスープがおじややビーフシチューに! 簡単「煮込み料理」

スープおじや。一晩寝かせたスープは驚くほどコクが増しています

家庭料理愛好家の吉田正幹です。僕はほぼ毎日、手軽に作れる「ひとり飯」をインスタグラムのアカウントに投稿しています。そんな僕がおすすめする料理を中心に紹介するこの連載。今回は牛スネのスープからスープおじや、ビーフシチューと変化していく「お手軽煮込み料理」です。

カレーやシチューなどの煮込み料理は、段階ごとに味わいが変化して、それぞれが「独立した料理」としても楽しめる魅力を秘めています。目的を完遂するまでの寄り道も楽しい料理、とでも言いましょうか。食材を持て余し気味の“ひとりご飯”でも、味わいを変えながら材料を使い切ることができる達成感を味わえます。

至ってシンプルな調理の工程

「寄り道料理」のポイントは「淡白から濃厚へ」。今回の料理は最終的にはビーフシチューに仕立てますが、まずは滋味あふれる具だくさんスープから作りましょう。

材料は、じゃがいも(煮崩れしにくいメークイン推奨)、セロリ、玉ねぎ、にんじん、今の時期なら芽キャベツを入れても美味しいです。それと、肉は牛スネ肉。スーパーでは「カレー・シチュー用」として一口大にカットされたパックものが多いですが、できればブロックで買ってきて、自分で好みの厚さに切り分ける方が断然、美味しくなります。

調理工程は至ってシンプル。野菜類は、思い切って大きめにカット。じゃがいもや玉ねぎは半分に切る程度、人参は皮付きのままブツ切りで十分です。
野菜の準備ができたら、スネ肉をお好みの大きさに切り分けましょう。こちらもチマチマせずに厚みを持たせて。フライパンに薄く油を敷き、しっかり両面をソテー。こんがり焼き色がついたらいったん取り出します。

弱火でコトコト1時間煮込む

ここから煮込みに入ります。深さのある鍋を用意して、野菜、牛スネ、水をたっぷり注いで点火。月桂樹の葉があれば一緒に入れましょう。火加減は中火の強火、沸いてくるとアクが浮いてきますから、丁寧に取り除きます。

ここからは、ごくごく弱火。蓋をしてコトコト煮込みます。「味付けは?」と不安になる方もおいででしょうが、どうぞご心配なく。牛スネがいい味を出してくれます。煮込み時間は、ひとまず1時間を目安にしてください。

次は味付けです。煮込み料理に限ったことではありませんが、味を付けるときのポイントは「まず、素(す)の味をたしかめること」。調味料を加える前の素材だけの味を自分の舌で確認しましょう。スープを小皿にとって味わってみてください。淡いながらも牛肉の風味が口いっぱいに広がるはず。

まず、塩、コショウで整えてみましょうか。「まだ薄いな」と感じたら、コンソメの素を軽く加えて。ほら、滋味あふれる牛スネのスープが完成です。バゲットと白ワインでいただけば、ちょっとしたディナーにもなります。

ここでご注意! 1時間煮込んだ食材はとっても柔らかくなっていますから、調味料を混ぜるときは充分に気をつけて。お玉の縁が当たるだけで崩れてしまうこともありますからね。

牛スネのスープ。お皿に盛り付けたらブラックペッパーを効かせて召し上がれ

翌日はおじややビーフシチューに

翌日は、別鍋にお玉2杯程度を取り分けて、ご飯を入れておじやでどうぞ。お好みでバターを少し加えてもいいでしょう。まだ残っているスープに市販のビーフシチューの素を加えれば、素材の味がよく染みた絶品ビーフシチューが手軽にできてしまいます。

牛スネの代わりにソーセージを使って「ポトフ」、ミルクとシチューの素をプラスして「ホワイトシチュー」、カレー粉を入れて「白いカレー」なんていうアレンジも可能。それでも残ってしまったら、ご飯にかけてスライスチーズを載せてオーブントースターで焼けば、ドリアもできますよ。
みなさんも、自由な発想で「寄り道ひとり飯」をお楽しみいただけたらうれしいです。

“寄り道”のゴール、ビーフシチュー。ブロッコリーなどの青みを別茹でして添えると、見た目も鮮やか。コーヒーフレッシュ(生クリーム)をサッと垂らせばオシャレ度もUP

牛スネのスープの材料

  • 牛スネ:300g(ブロック推奨)
  • じゃがいも(メークイーン):2−3個
  • セロリ:1本
  • にんじん:1本
  • 玉ねぎ:1−2個
  • 芽キャベツ(あれば):1パック
  • 月桂樹の葉(あれば):1〜2枚
  • 塩:適宜
  • コショウ:適宜
  • コンソメスープの素:適宜

※水は、材料がしっかり浸かる程度。500cc〜800ccを目安にしてください

 

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