たっぷりお肉も食べられる! あまく危険な「鶏すき焼き」が絶品「親子丼」に

肉もたっぷりいただける「鶏すき焼き」

みんな大好きな甘じょっぱいメニュー

山下達郎さんの「あまく危険な香り」がヒットしたのは、たしか高校生の頃。土曜の学校帰りに友だちと牛丼チェーンに通い始めたのもその頃。だったように思います。店のだいぶ手前から鼻腔をくすぐる、まさに「あまく危険な香り」。いまでもたまにラジオからこの曲が流れると、歌の世界とは縁もゆかりもない牛丼が食べたくなるのは、おそらく僕だけでしょう。

ともあれ、甘じょっぱい味は日本人を魅了してやみません。

みたらし団子、きな粉もち、肉じゃがに煮魚、照り焼き、ヒジキの煮物、お菓子からご飯の友まで、「甘じょっぱいメニュー」は数え上げたらキリがないほど。なかでもごちそうという感じのする「すき焼き」は大好物です。

牛肉はそれなりにお値段も張りますが、「鶏すき焼き」ならグッとおトク。同じ金額でも牛の倍くらいはお肉を味わえるのもうれしいですね。今回は、そんな「鶏すき焼き」と、残りでつくる「親子丼」をご紹介しましょう。

鶏すき焼きの準備は味の調整が決め手

具材は、まずは鶏肉。ムネでもモモでも構いませんが、皮が好きな僕は断然、モモを選びます。できれば1枚、丸のままを買った方がおいしいように思います。一緒に入れるのは、玉ネギ、長ネギ、春菊、シラタキ、焼豆腐というのが我が家の常連。鶏肉はプニプニしてなかなか包丁が入らないので、キッチン鋏でバチンバチンと切ると楽だし、まな板も汚しません。野菜や豆腐も食べやすい大きさにカット。シラタキは「アク抜き不要」のものを選ぶと一手間省けます。

材料が多く、見た目も豪華な割に、調理が簡単なのも「すき焼き」のいいところ。

しょうゆ、みりん、酒、砂糖で自家製の割り下をつくるに越したことはありませんが、面倒なら市販品でもまったく問題ありません。ただ、メーカーによって多少の味の違いがありますから、鍋に割り下を注ぎ、ひと煮立ちしたところで味をみて、しょうゆ、みりんなどでお好みに調整してください。あ、そうそう、「蕎麦つゆの素」があれば、それで代用もできますよ。

割り下はたっぷり使うのがポイント

味が決まったら春菊、長ネギ以外の具材を入れますが、「鶏すき焼き」の場合は割り下はケチケチせずにたっぷりと使うのがポイント。塩梅としては、材料を「半身浴」させるくらいのつもりで。あとは、火を細めて蓋をして10分程度クツクツと。いったん蓋を開け、長ネギと春菊を加えて更に1〜2分、件の「あまく危険な香り」がたちこめたら「いただきます」の頃合いです。

溶き卵にくぐらせて、さあ、至福の時をご堪能ください。でも、翌日に親子丼を作りますからペロリと全部平らげないようにご注意を。余った「鶏すき焼き」は割り下ごと密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

鶏すき焼きのあまりで親子丼

続いては親子丼です。

わざわざご紹介するまでもないほど簡単だし、実践済みの方も多いことでしょう。

コク旨の親子丼

「鶏すき」の残りの具材と、お玉1〜2杯程度の割り下を小鍋に移して火にかけます。沸いたら溶き卵を流し入れ、火を細めて蓋をして2〜3分、卵がほどよく熟していたら火を止めてご飯に盛れば完成です。具材によく味が染みた、コク旨の親子丼ですよ。食べるときは、七味か粉山椒をお好みで。お弁当にももってこいです。

親子丼を作ってもまだ割り下が残っているようなら、薄切りにした生椎茸を入れて煮詰めれば、簡単に佃煮の出来上がり!とろみがつくまで煮詰めた割り下を、ふかしたジャガイモに和えて田楽のようにしていただいても美味です。割り下をお湯で少し伸ばせば、蕎麦の付け汁としても使えますよ。

鶏すき焼きの材料

  • 鶏モモ肉(お好みでムネ肉でも):1〜2枚
  • 玉ネギ:1個(太めのくし切り)
  • 長ネギ:1本(厚めの斜め切り)
  • 春菊:1把
  • シラタキ:1パック(灰汁抜き不要のものがオススメ)
  • 焼き豆腐:1丁
  • 市販の割り下(もしくは蕎麦つゆの素):適宜
  • 生卵:1個

 

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