簡単! 豚キムチが翌日はインスタントラーメンで「ご馳走ラーメン」に

豚キムチで作ったキムチ味噌ラーメン

手間が少なくバリエーション豊かな「豚キムチ」

僕の料理の基本スタイルは「調味料や調理器具にとことん頼って手軽に作ること」、そして、ちょい足しやリメイクで「手間を省いてバリエーションを増やすこと」にあります。

今回は、そのポリシーを貫くメニューの代表格「豚キムチ」の紹介です。多少でも料理をされている方なら「何を今さら」とお思いでしょう。たしかに「料理をしました」と胸を張るには気恥ずかしいような、申し訳ないような。でも、簡単でありながら「もしかして、私って料理のセンスあるかも!?」なんて思わせてくれる、なかなかニクい料理でもあるのです。

このメニューで大いに頼るのは、何と言っても「キムチ」。漬物コーナーには様々なメーカーのキムチが並んでいますが、さすがに味見をして買うわけにはいかないので、ここは直感で選びましょう。容量としては200〜300グラム程度のパックが使い勝手が良くおすすめです。

他の材料は、ニラ、豚バラ、ニンニク。キムチにはニラも一緒に漬け込んであるものもありますが、別に1把加えた方が仕上げの色が鮮やかになります。

「キムチ」を「豚キムチ」に仕立てる

豚バラとニラは食べやすい大きさに切り分け、ニンニクは薄くスライス。カットした豚バラは少量の料理酒でまぶしておくと、この後の炒め工程で肉同士がくっつきにくくなります。

深さのあるフライパンに油を敷き、まずはニンニクを入れます。香りが立ってきたら豚バラを炒めます。肉に火が通った頃合いでキムチを漬け汁ごと加え、全体を炒め合わせます。キムチが温まったな、というくらいになったら、料理酒を大さじ1程度回し入れ、ここで味を見ます。

自分好みになっていれば調味はここまででOKですが、キムチには辛味の強いものもあれば酸味が効いているものなど様々あるので「もう少しマイルドにしたいな」と感じたらみりんを、「風味が欲しいな」と思ったら中華だしの素を加えて調節してください。

味が決まったら大きく混ぜ合わせながら更に炒めます。水分があらかた飛んだタイミングでニラを入れ、全体を混ぜ合わせながら鮮やかな色に変わったら火を止め、鍋肌から胡麻油を回しかけて完成です。

丼にご飯をよそい、豚キムチをこんもりと。仕上げに煎り胡麻を散らせば香りも華やぐ豚キムチ丼の一丁上がり。もちろん、ビールのおつまみとしても最高です。

豚キムチ丼は、お弁当にもおすすめ! 食欲をそそる香りで周囲をK.Oしてしまいましょう。
残った豚キムチは「作り置き」として冷蔵庫へ。ここでご注意! 香辛料たっぷりのキムチは、プラスチック系の容器で保存すると香りや色が移ってしまい、洗ってもなかなか取れない場合があるので、陶器の小丼にラップ掛けで保存した方が後が楽です。

豚キムチ弁当

翌日はキムチ味噌ラーメンに

翌日のお昼ごはんには昨日作った豚キムチをを再利用してキムチ味噌ラーメンでいただきましょう。ここで頼るのはサッポロ一番「みそ」。できたら、コンビニでも売っているモヤシ1袋を加えるとボリュームも増して食べ応えも充分ですよ。

まず、袋の裏書き通りにラーメンを作ります。めんを茹でるタイミングでモヤシも入れて火を通しましょう。煮ている間に豚キムチを2〜3分レンジで温めます。卵があれば、茶碗に割り入れ水を大さじ1程度を加え、ふんわりラップをしてレンジで30秒ほど加熱すると、温泉卵もできますよ。

煮上がったラーメンとモヤシを丼に移し、その上に豚キムチ、そして温玉をトッピング。見た目も豪華な「ごちそうラーメン」の完成です。

改めて、アラフィフ男子のキッチン365日から

既にご存知の方も多いと思いますが、DANROは2020年3月末をもって新規コンテンツの配信を休止することになり、私の連載も今回が最終回となりました。下手の横好きが高じて始めた料理ではありますが、本当のところは「自分らしさの表現」という側面が大きいような気がしています。50歳を目前にした頃、自分の好きなことをとことん極めてみようかな、と思い立ったのが、料理に本腰を入れる大きなきっかけになりました。

時はSNS隆盛期。どうせ料理を作るなら、ポストして皆さんに見てもらいたくてアカウントを立ち上げたのが、いまも続いているインスタグラム「アラフィフ男子のキッチン365日」。最初は「アラフィフ男子のキッチン1週間」にするつもりでしたが、「毎日投稿!」を自分に課すために「365日」としました。

見返してみると、インスタグラムでの最初の投稿は2016年1月2日。足かけ5年という歳月に、誰よりも僕自身が驚いています。そして、「こんなことが好きなんです」「こういうことならお任せを」と発信し続けることで、少しずつご縁がひろがり「チャンス」と呼べるありがたいお声がけもちらりほらりといただくようになりました。

もちろん、DANROからのお誘いもそのひとつ。興味関心があることを吹聴し、周りをキョロキョロ見回していればヒョイとつまみ上げて下さる方もおいでなのだ、と今さらながら実感しました。

あと数年でアラカン世代に突入する僕ですが、これからも「らしさ」を求めて楽しくさまよいたいな、と思っています。短い連載でしたが、お付き合いいただき本当にありがとうございました。

あ、そうそう、つい最近、noteにもページをつくり「レシピエッセイ」をのろのろと書き始めています(本連載のアーカイブも掲載していくつもりです)。よろしければ、そちらもお読みいただけましたら幸いです。

いつかまた、別の形で皆様にお目にかかれたら…。その日を楽しみに、ひとまずのお別れです。

豚キムチの材料

・キムチ:200〜300グラム(1パック)
・豚バラ:200グラム
・ニラ:1把
・ニンニク:1片
・料理酒:大さじ1〜
・味醂:適宜
・中華だしの素:適宜

 

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